【びわ湖国際フルートコンクール2023】レベル、課題曲、日程等の概要を紹介

木管楽器の中でも音域が高く、軽やかで透明感のある音色を奏でるフルートは、オーケストラ全体を華やかに彩る役割を持っています。もちろん、単独で演奏しても様になる素敵な楽器です。

そんなフルートを対象とした音楽コンクール、世の中には意外と多くあるんです。

その一つである「びわ湖国際フルートコンクール」について、本記事では、概要やレベル、日程、課題曲などを紹介します。

びわ湖国際フルートコンクールとは？

びわ湖国際フルートコンクールは、優秀なフルート奏者の選出とフルート作品の普及を通じて、音楽の発展と振興に寄与することを目的とした、フルート専門のコンクールです。

日本人作曲家へ課題曲作成を依頼するという特徴があり、気合を入れてフルートに特化していることが分かります。また、ジュニア部門と一般部門が併設されていて、ジュニア部門の入賞者が数年後に一般部門に入賞する例が多いことも特徴のひとつです。

2020年と2021年の大会は、コロナ禍により開催延期となっていましたが、2022年になんとか25回目を開催。そして、琵琶湖にほど近いガリバーホールにて、2023年には26回目を迎えます。

大会のレベル

びわ湖国際フルートコンクールは参加に国籍を問うておらず、海外からのエントリーも多数あります。また、過去の入賞者の顔ぶれを見ても、その後の演奏家としての活躍が著しい人ばかりです。

これらの点から、世界的にもレベルの高いコンクールといえます。世界三大フルートコンクール（ミュンヘン国際音楽コンクール、ジュネーブ国際音楽コンクール、神戸国際フルートコンクール）まではいかなくとも、それに次ぐぐらいと考えてよいでしょう。

過去の主な入賞者

一般部門の入賞者は、各方面でフルーティストとして活躍しています。過去、一般部門で第1位に輝いた演奏家を紹介します。

第25回大会1位：上畠 由梨乃｜参考演奏動画

2023年には第26回大会が開催！

2023年、びわ湖国際フルートコンクールの第26回が開催されます。

3月上旬の現在、第一次予選の申込期間が終了したところで、これからがまさに本番です。どんな演奏が見られるのか、今から楽しみですね。

第26回びわ湖国際フルートコンクールの審査部門

審査部門は、①年齢を問わない「一般部門」と、②2004年5月5日以降に出生した人を対象が対象の「ジュニア部門」の2つです。いずれも国籍に制限はなく、ジュニア部門は一般部門とあわせての参加も可能となっています。

第26回びわ湖国際フルートコンクールの日程と会場

ジュニア部門

一般部門

第26回びわ湖国際フルートコンクールの課題曲

ジュニア部門

一般部門

第26回びわ湖国際フルートコンクールのチケット情報

第26回びわ湖国際フルートコンクールのチケット情報は次の通りです。ゴールデンウィーク中ですし、興味のある方は、ぜひ会場へ脚を運んでみてください。

＊チケット入手については、ガリバーホール（電話：0740-36-0219）までお問い合わせください。

第26回びわ湖国際フルートコンクールの結果

コンクールの結果は、詳細が分かり次第、当サイトにて紹介予定です。

まとめ

びわ湖国際フルートコンクールには「はるか賞」という賞があります。どんな賞なんだろうかと思ったら、最も遠距離からの参加者に与えられるというのですから驚きました。どこか温かみを感じますよね。

そんな当大会ですが、世界三大フルートコンクールに近づく勢いで、年々活気を増しているんです。今年のゴールデンウイークには、びわ湖を観光しながら、フルートの響きに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。