声楽アンサンブルコンテスト全国大会2023】会場や日程等の概要を紹介

合唱の響きというのは、多くの人々に感動や活力を与えるもの。日本には素晴らしい合唱団やアンサンブルがたくさん存在しており、彼・彼女らが集う大会の一つに「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」というコンクールがあります。

合唱王国と呼ばれ、高レベルな団体が多数ある福島県で開催されるこの大会。国内随一の合唱コンクールとして年々注目度が増しています。

本記事では声楽アンサンブルコンテスト全国大会について、概要や日程、課題などを紹介していきます。

声楽アンサンブルコンテスト全国大会とは？

声楽アンサンブルコンテスト全国大会は、国内の合唱レベルの向上と、歌うことの楽しさを発信することが目的の合唱コンクールです。

2〜16名までの少人数編成が対象で、一般的な合唱コンクールがピアノ伴奏または無伴奏なのに対し、当大会では伴奏楽器や伴奏形態が自由となっています。

声楽が盛んな福島県にて、自治体や大会実行委員会、全日本合唱連盟、福島県合唱連盟の主催・共催のもと運営されています。

過去の主な入賞者は以下のとおりです。

※第15回大会（2022年）および第13回大会（2020年）は中止

2022年に開催予定だった第15回大会は、同年3月16日に起きた地震の影響により中止となりました。2023年開催の第16回大会は、2年ぶりの開催ということもあり、期待と注目が高まっています。

コンクールは部門別コンテストと本選に分かれています。

まず部門別コンテストが行われ、ここでは部門ごとの優秀な団体に金賞・銀賞・銅賞のいずれかが授与されます。

本選へ進めるのは、部門別コンテストで金賞を受賞した団体です。本選では第1～5位までが入賞となり、各団体に県知事賞などの賞も贈られます。

第16回声楽アンサンブルコンテスト全国大会の審査部門は、次の4つです。

部門	参加資格
中学校部門	・同一校または2校の中学校の生徒で編成する団体・小中一貫校として出場し、小学生と中学生が混在する団体は、中学校部門への参加
高等学校部門	・同一校または2校の高等学校の生徒で編成する団体・中高一貫校として出場し、中学生と高校生が混在する団体は、高等学校部門への参加
小学校・ジュニア部門	・同一校または2校の小学校、もしくは小学生を主体とする18歳以下（本選日時点）で編成する童声合唱の団体・小学生以外の合唱メンバーを含む場合は、小学生が過半数であること
一般部門	上記以外の団体

なお、コンクールに参加できるのは、各都道府県合唱連盟から推薦された団体、または公募審査に合格した団体のどちらかになります。

日	部門	会場
3月16日（木）	中学校部門	ふくしんの夢の音楽堂（福島市音楽堂）大ホール＊各日、開場9：30／開演10:00
3月17日（金）	高等学校部門
3月18日（土）	小学校・ジュニア部門、一般部門

日

部門

会場

3月19日（日）

各部門

ふくしんの夢の音楽堂（福島市音楽堂）大ホール

＊開場9：30／開演10:00

課題曲は定められておらず、以下の規定に沿った曲を各団体が選定します。

ステージ	規定
部門別コンテスト	伴奏楽器のチューニングを含め演奏開始から演奏終了まで、曲間を含めて10分以内で演奏
本選	伴奏楽器のチューニングを含め演奏開始から演奏終了まで、曲間を含めて15分以内で演奏