欲しい楽譜を1曲から手軽に購入できるヤマハのぷりんと楽譜に、定額プラン「アプリで楽譜見放題」が登場!月額で見放題という魅力がある反面、専用アプリの使い勝手に不安要素があるという口コミも多く見かけます。

・サブスクはお得なの?
・アプリは使いやすい?
・無料体験でどこまでできる?
・悪い口コミの内容は本当?

本記事では、定額プランのサービス内容や、メリット・デメリット、口コミの真相について、現役ピアノ講師である筆者が実際に無料体験を利用して感じた正直な感想を交えて徹底解説していきます!

案内人

  • 古川友理名古屋芸術大学卒業。
    4歳よりピアノを始め、伊藤京子、深谷直仁、奥村真の各氏に師事。
    地元愛知県三河地方を中心に器楽、声楽、合唱伴奏者として活動する傍ら、島村楽器音楽教室等でピアノ講師として勤める。

    詳しくはこちら

ぷりんと楽譜のサブスク(定額プラン)は導入する価値あり!

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」定額プラン

ぷりんと楽譜愛用者である筆者としては、定額プランの導入は大いにメリットがあると感じました。特に、ピアノの練習に意欲的な方や、常に新しい曲にチャレンジしていきたい方、演奏をお仕事にされている方にはおすすめです。

【定額プランが向いている方】
・レパートリーを増やしたい方
・1ヶ月に2曲以上新しい曲に挑戦したい方
・楽譜の難易度やアレンジの雰囲気を吟味して選びたい方
・アレンジの勉強をしたい方
・電子楽譜に抵抗のない方

一方、1ヶ月に2曲以上ダウンロードする必要がない方や、演奏初心者にはメリットが少ないサービスだと言えるでしょう。正直なところ、電子楽譜に慣れていない方にもおすすめできません。

【定額プランに向いていない方】
・紙の楽譜で練習したい方
・楽譜に書き込みをしたい方
・1ヶ月に2曲以上ダウンロードする必要がない方

なぜこのように断言できるのか?それは筆者が実際に定額プランを利用してみたからです。

ここからは筆者の体験談を交えて定額プランの魅力や、使用感について解説していきます。よく目にするネガティブな口コミの真相についてもお話しますので最後までお付き合いください。

サブスク(定額プラン)でできること

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」playo

ここで、ぷりんと楽譜の通常利用と定額プラン「アプリで楽譜見放題」の主な違いをご紹介します。


通常利用

アプリで楽譜見放題

登録料

無料

有料

※ライト:月額480円/スタンダード:月額990円(税込)

対象楽譜

29万点以上

約5万点

対応デバイス

PC

×

スマートフォン

タブレット

マルチコピー機利用

×

専用アプリのダウンロード

不要

必要

※2023年11月時点

通常利用では、無料のアカウント登録で1曲ずつ楽譜を購入でき、PC・スマートフォン・タブレットからのPDFダウンロード、またはコンビニのマルチコピー機でのプリントアウトで楽譜を入手できます。

一方、定額プランは専用アプリでのみ利用できるサービスで、PCからの楽譜の閲覧やマルチコピー機の利用はできません。

両者では対象楽譜の数が異なりますが、「アプリで楽譜見放題」のスタンダードプランでは、約5万点の楽譜が常に閲覧し放題!通常利用の場合は1曲あたり500円前後ですので、月に2曲分以上必要であれば、サブスク(定額プラン)の方がお得に利用できることになります。

定額プラン「アプリで楽譜見放題」の料金は2種類

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

定額プランには、「ライト」「スタンダード」の2つのプランが用意されています。
主な違いは以下の通りです。


スタンダード

ライト

月額料金(税込)

990円

480円

定額プラン対象楽譜のアプリ閲覧

無制限

月5点まで

ダウンロード楽譜割引

半額

半額

スタンダードプランとライトプランの大きな違いは、閲覧できる楽譜の数。ライトプランは月5点までですが、閲覧数は毎月5点追加され、上限20点まで翌月に持ち越すことができます。

また、ライトプランで一度選んだ楽譜は、プラン契約中であれば何度でも見られるため、利用を継続することで閲覧できる楽譜は蓄積されていきます

そして、2プランで共通して利用できるのは、ダウンロード楽譜半額サービス!アプリでの閲覧ではなくPDFダウンロードしたい場合に、定額プランの契約者であれば、公式サイト上の楽譜を半額で購入できます。

ただし、適用されるのは無料お試し期間の終了後から。また、マルチコピー機での購入は対象外となりますので、ご注意ください。

ぷりんと楽譜サブスク(定額プラン)の登録と利用ステップ

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

定額プランの登録・利用方法を確認していきましょう。

①アプリの取得
スマートフォン、またはタブレットでヤマハが提供する楽譜Viewerアプリ「playo」(プレイオー)を事前にダウンロードしておく
 ↓
②アプリ連携・情報登録
アプリを起動し、ぷりんと楽譜と連携させる
 ↓
③楽譜検索
ぷりんと楽譜公式サイト内で楽譜を検索し、「アプリで見放題」を選択する
 ↓
④楽譜の閲覧
「アプリで見る」をタップし、専用アプリ「playo」で楽譜を閲覧する
 ↓
⑤楽譜の再閲覧
公式サイト上マイページ内の「アプリ楽譜 閲覧履歴」、または「playo」内の「アプリ楽譜 閲覧履歴」から再閲覧可能

1ヶ月の無料お試し期間がある

定額プランは、スタンダード・ライトいずれのプランを選択しても、初月1ヶ月間は無料でお試しできます。登録日の翌月同日からは自動で月額制に移行しますが、お試し期間内に解約した場合はその時点で無料期間終了となり、課金されることはありません。

ただし、解約後に再登録した場合は、1か月の無料お試し期間の対象外となるため、初月から990円、または480円の利用料が発生します。

ダウンロード楽譜の半額割引は、無料期間終了後、有料会員になった時点から適用となります。一部割引対象外の楽譜もありますので、利用時にご確認ください。

解約方法について

画像出典:ヤマハ「プリント楽譜」マイページ

解約は、マイページ内の「定額プランの登録・変更・解約」から手続きできます。登録してあるプラン名の下の「プランを解約」をクリックし、「解約へ進む」をクリックすれば完了です。

定額プランの決済日は、初回登録日が基準になります。途中で解約した場合でも日割り計算による返金等はありませんのでご注意ください。

【2023新情報】アプリの注目機能

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」playo

「使いにくい」とのネガティブな口コミも見られる専用アプリ「playo」。しかし、実は新機能が続々と追加され、常にアップデートされているんです。

リリース後に追加された主な機能はこちら。

2022年9月

アプリ立ち上げ後すぐにこれまでに閲覧した楽譜をチェックできるアプリ楽譜 閲覧履歴機能

2023年2月

任意のページにスムーズに移行できるページネーション機能(マーカー・ジャンプ など)

2023年10月

タブレットでの見開き表示・横向き操作、Bluetoothで外付けの譜めくり用フットペダルとの接続

電子楽譜が広く浸透しつつある今、今後も新たな機能の追加に期待が高まります。

ぷりんと楽譜のサブスク(定額プラン)を無料体験で実際に使ってみた

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」公式サイト

ここからは、筆者が実際に無料体験で登録・利用しながら、定額プランの機能性や使い心地、口コミについて徹底検証していきます!

写真付きで使い方を説明するので、無料体験を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

専用アプリ「playo」ダウンロード

©edy music

まずは専用アプリ「playo」をダウンロード。規約に同意して利用開始です。

「アプリで楽譜見放題」登録

©edy music

次に、サービスの登録に進みます。今回は無制限で楽譜を閲覧できる「スタンダードプラン」を選択しました。

ログインアカウントを作成し、情報登録を入力。その後、登録したアドレス宛に届いたメールから本登録を進めていきます。ここまではとてもスムーズ……!

©edy music

ただ、筆者の場合、どうも以前にTwitter(現X)アカウントで登録していたようで……。そのような場合は、ホーム画面右上の「ログイン」でパスワードを入力し、マイページの「定額プランの登録・変更・解約」から手続きを進めます。

注文内容と決済方法を確認したら、定額プラン注文手続き完了です。利用開始日や次の決済日が表示されるので、スクリーンショットで残しておくことをおすすめします。

楽譜をダウンロード

©edy music

それでは、楽譜をダウンロードしていきます。

今回は、個人的に好きなMrs.GREEN APPLEの『Soranji』をチョイス。検索窓に入力すると16件ヒットしましたが、中央の「アプリで見放題」を選択すると7件に絞られました。

サンプル画像と動画をチェックして気に入ったこちらの楽譜に決定!「アプリで見る」をタップし「playoを開く」を選択すると、楽譜が表示されます。

利用した楽譜は「りれき」からいつでも閲覧可能

©edy music

「playo」を開き左下の「りれき」をタップすると、先ほどダウンロードした楽譜が表示されます。

サイト上で演奏動画を確認できる楽譜に関しては、アプリからも動画の視聴が可能。これは便利ですね。

楽譜のスクリーンショットはできない

表示された楽譜をスクリーンショットで保存したいと思う人も多いでしょう。しかし、撮影しても真っ白な画像しか保存されません!楽譜のコピーは違法ですから、このような対策は当然のこと。しっかり著作権侵害対策が施されています。

PDFダウンロードはできない

©edy music

定額プランに含まれるのは、専用アプリでの閲覧分のみ。前述したように、PDFダウンロードしたい場合は、無料お試し期間終了後に公式サイト上の楽譜(半額)を別途購入する必要があります。

そのため、ぷりんと楽譜のサブスクは、あくまで電子楽譜での練習・演奏に抵抗がない方向けのサービスと言えるでしょう。筆者は普段から電子楽譜を利用しているので、ストレスなく演奏できました。

口コミは本当?サブスクを使ってわかったこと

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」定額プラン

実際に筆者が定額プランを利用してみたところ、「しばらく利用を続けたい」と感じました!普段から電子楽譜を使っているため、無制限で閲覧できるこのサービスを利用すれば、さらにレパートリーの幅を増やせそうだと考えたためです。

ただ、すべてにおいてパーフェクトというわけではなく、使い勝手の悪さを指摘するネガティブな口コミにも納得できたというのが正直なところ……。

そこで最後に、利用して実感したメリット・デメリット、そしてこのサービスが向いている方・向いていない方についてお伝えしていきます。

悪いところ・デメリット

レビューでもお伝えしたように、「アプリで楽譜見放題」を利用できるのは、専用アプリ内のみ。スマートフォンかタブレットで閲覧することになりますが、スマートフォンの小さな画面を見ながら演奏するのは現実的ではないため、実質タブレット利用者向けのサービスと言えます。

また、「playo」には書き込み機能がないため、楽譜内に指使いを書き込んだり、間違えやすい音に印を付けたりはできません。

慣れや好みの問題もありますが、サイズ感や使い勝手を含め電子楽譜に抵抗がある方にとっては、魅力的なサービスとは言えないでしょう。

良いところ・メリット

定額プラン最大のメリットは、豊富な種類の楽譜を無制限で閲覧できるところです。ぷりんと楽譜の通常利用では1曲あたり200~600円前後ですが、月額定額プラン、特にスタンダードプランなら、曲数を気にすることなく興味のある楽譜を気軽に閲覧できます。

1ヶ月で4、5曲以上新しい曲に挑戦される方や、演奏の仕事で常にレパートリーを増やし続ける必要がある方にとって、定額で利用できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

ぷりんと楽譜のここがすごい!

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

定額プランを検討するためにも、ぷりんと楽譜の基本的な特徴やサービス内容についておさらいしましょう。

何ができて、何ができないのか?通常プランと定額プランの違いについてより理解できるので、さっそくチェックしていきましょう。

1曲数百円!欲しい楽譜を購入・ダウンロード可能

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

ぷりんと楽譜のいちばんの魅力は、1曲ずつ楽譜を購入できるところでしょう。

通常、楽譜は何曲かセットになって1冊単位で販売されていますが、ぷりんと楽譜なら弾きたい曲の楽譜のみ1曲数百円から購入可能です。ちなみに、2023年11月現在、ダウンロード可能な楽譜は29万点以上!ピアノソロの楽譜だけでも約6万5,000件販売されています。

コンビニのマルチコピー機でも楽譜を購入できる

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

PDFで購入しても自宅でプリントアウトできない……そんな方におすすめなのが、コンビニのマルチコピー機での購入!

セブンイレブンなどの主要なコンビニに設置されているコピー機で、公式サイトで楽譜を検索した際に表示される予約番号を入力することで、楽譜の購入・プリントアウトが可能です。

筆者の場合、生徒さんが単発で「最新のJ-POPやアニソンを弾いてみたい!」と言われたときに、よくこの機能を利用しています。普段のテキストには載っていない曲を発表会曲としてお渡ししたい場合にも、1曲単位で紙の楽譜を購入できるので便利なんですよね。

最新人気曲の新譜がすぐ手に入る

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」

いくら人気曲であっても、通常楽譜として出版されるのは早くても数週間後ですが、ぷりんと楽譜はとにかく流行に敏感!「最新の曲を演奏会の曲目リストに入れたい」と思って調べると、リリースからそれほど日数が経過していなくても、大抵欲しい楽譜が手に入ります。

最新曲はもちろん、現在出版されている曲集の中には含まれていないような往年のヒットソングやコアな楽曲の楽譜もあります。

まさに、好きな曲を好きなタイミングで練習・演奏したい方にピッタリのサービスですね。

条件を絞って欲しい楽譜をチェックできる

ぷりんと楽譜では、曲名・楽器名・アーティスト名での検索のほか、条件を細かく絞って楽譜を探すこともできます。

検索条件の一例は以下のとおりです。

条件

選択項目





楽器・演奏スタイル

・ピアノ

・エレクトーン

・メロディ

・バンド

・ギター

・ウクレレ

・合唱/ボーカル

・吹奏楽

・管楽器

・弦楽器

・アンサンブル

・オーケストラ

・その他




ジャンル

・POPS

・クラシック

・ジャズ・フュージョン

・ワールドミュージック

・映画・TV・CM等

・教則・音楽理論

・洋楽




難易度

・入門

・入門~初級

・初級

・初級~中級

・中級

・中級~上級

・上級

・その他

たとえば、楽器・演奏スタイルの「ピアノ」を選んだ場合、さらにソロ・弾き語り・連弾・2台4手などの演奏形態を細かく選択できます。

膨大な量の中から条件に見合ったものを簡単に探し出せるので、楽譜選びの時間短縮にもつながります。

購入前に楽譜のサンプル・演奏動画をチェックできる

難易度が明記されている楽譜でも、難しいと感じるポイントはひとそれぞれ異なるため、「買ってみたら意外に難しくて弾けなかった」という経験をしたことのある方も少なくないはず。

プリント楽譜なら、すべての楽譜をサンプル画像で確認できるうえ、一部の楽譜には演奏例の動画も付いているので、購入前に難易度やアレンジの雰囲気をより詳細に確認できます。

複数の編曲者によるさまざまなアレンジの楽譜が手に入る

画像出典:ヤマハ「ぷりんと楽譜」楽譜一覧

ぷりんと楽譜では、複数の編曲者によるさまざまなアレンジの楽譜が販売されています。

たとえば、『アメイジング・グレイス』のピアノソロ譜を検索してみると、なんと101点もの楽譜がヒット!入門から上級まで各レベルがそろっているのはもちろん、ジャズアレンジやショートバージョン、オルゴール風など、同じ曲でも雰囲気の異なるアレンジ楽譜が並びます。

サンプル画像と演奏動画を参考に比較しながら好みのアレンジの楽譜を選べるので、購入してから「イメージしていたものと違った」と後悔することもありません。

この点は、実際に愛用している筆者から見て、ぷりんと楽譜の大きな魅力だと感じています。

まずは定額プランの無料体験を利用してみよう!

奏者の強い味方であるぷりんと楽譜が、さらに便利なサービスとして進化したのが「定額プラン」です。好きな曲を好きなだけ閲覧できたり、ダウンロード楽譜を半額で入手できたりなど、魅力的なメリットが盛りだくさん。

しかし、1ヶ月に2曲以上ダウンロードする必要がない方や、電子楽譜に慣れていない方には向いていないかもしれません。

つまり、メリットを感じるポイントも損得の判断も使う人次第!そのため、まずは無料体験を活用して、使い続けるかどうかをあなた自身で判断する必要があります。

ちょっとでも気になる方は、まずは無料で使用感を確認してみてくださいね!