K音楽コンクールという、さまざまな楽器や作曲にまつわる小規模なコンクールを開催している団体をご存知でしょうか?こちらの団体が主催する大会は予選・本選ともに動画でエントリーできる手軽さが特徴で、審査員からのフィードバックを受けられるため、レベルアップに直結すると奏者から信頼を集めています。

今回紹介する「Kフルートコンクール」は同団体が開催する大会のひとつで、歴史は浅いものの年々注目度が高まっています。そこで今回は、コンクールの概要やレベルなど、2023年大会の詳細をご紹介するのでぜひチェックしてみてくださいね。

Kフルートコンクールとは?

冒頭で述べた通り、Kフルートコンクールは、K音楽コンクールが主催のフルート専門コンクールです。2018年に第1回が開催されて以来、毎年開催されており、2023年には第6回を迎えます。

動画でのエントリーが可能であり、地方の演奏家でも参加しやすいのが大きな特徴です。また、一流の審査員によるアドバイスを受けられるため、将来に向けたステップアップのきっかけという意味合いも強い大会といえます。

ところで「コンクール名の『K』とは何だろう」と気になりませんか?公式な発表はないのですが、おそらく代表を務める日下部豊氏のイニシャルが由来だと思われます。

大会のレベル

K音楽コンクール全体の趣旨として、公式サイトには次のように書かれています。

プロの音楽家を目指す方、国際コンクール出場を目指す方、音楽大学・大学院・音楽高校の受験対策の為に設立されたコンクールです。また、音楽と触れ親しみ、音楽の楽しさを知ってもらう事も目的としています。

引用元:K音楽コンクール

この点から、大きなコンクールを目指す前段階としてチャレンジする、プロ志望の演奏者も多く参加します。また、過去大会では一位該当者なしのケースも少なくなく、レベルとしては高めといえます。

過去の主な入賞者

第4回Kフルートコンクール大学・一般の部 奨励賞:前田 多安南

2023年に第6回大会が開催!

2023年に第6回大会が開催されました。コンクールの結果は、詳細が分かり次第、当サイトにて紹介します。

第6回Kフルートコンクールの流れと審査部門

大会の流れ

動画審査による予選からはじまり、通過者は本選へ進むことになります。本選では、動画審査かホール審査のどちらかを選択可能です。

なお、本選で優秀な成績を収めた演奏者には、賞状や演奏会への参加資格、グランプリコンクールへの参加権といった賞が贈られます。

審査部門

Kフルートコンクールの審査部門は以下の4つです。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生、一般

第6回Kフルートコンクールの日程と会場

予選│動画提出および申込締め切り

日付:2023年2月21日(火)

本選│動画提出締め切り

日付:2023年3月2日(木)

本選│ホール審査

日付:2023年3月12日(日)
会場:ティアラこうとう小ホール

第6回Kフルートコンクールの課題曲

課題曲の自由度が高いのも、Kフルートコンクールの特徴です。

演奏曲は時間内であれば自由で、複数曲も可能です(自作は不可)。予選と本選の曲目が重複してもOKですが、審査員が予選と本選の動画を比較するため、予選と本選で同じ動画を提出することは不可となります。

第6回Kフルートコンクールのチケット情報

第6回Kフルートコンクールの本選はすでに終了しました。

主催のK音楽コンクールには、さまざまなジャンルの大会があり、それぞれの受賞者は定期的に開催される「K受賞者演奏会」に出演します。

この演奏会の入場料は、一般2,000円・中学生以下1,000円です。日程と会場、詳細については公式サイトをご確認ください。

第6回Kフルートコンクールの結果

コンクールの結果は、現在準備中です。

まとめ

演奏家のレベルアップやステップアップに最適な場であるKフルートコンクール。審査員のフィードバックがもらえる点で、成績以外にも得るものがあるのは魅力的でしょう。

音楽文化全体の発展のために、もっと大きなコンクールへと育ってほしいところです。