新しい楽器を始める、楽しい右往左往【ヴァイオリン編】

2017/11/24
楽器

到底弾けない楽器に憧れている人は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。長年、ヴァイオリンに憧れていました。これまではピアノを弾いていたのですが、ヴァイオリンの柔らかい響き、簡単に持ち運んで合奏ができることなどに特別魅力を感じていたのです。しかし、楽器を探し、先生を探すというような初心者の入り口は少し敷居が高く感じるもの。なかなか始められずにいました。しかし、私も大学生になり、ついにヴァイオリンを手にしたのです。一般的に楽器をはじめるには幼少期が最適であるとされていますが、今回は、19歳にして新しい楽器を始めた私の右往左往をつづろうと思います。

 

道具をそろえる

 

まずは、ヴァイオリンを始めるために、必要な主な道具を挙げてみましょう。まず楽器本体・弓・ケース・松脂・弦の予備・肩当。譜面台もあると便利ですね。楽譜・チューナーも必要ですが、最近ではスマホのアプリで代用できるので、買うかどうかはお好みです。
購入方法としては、インターネットで情報比較をしながら買う方法や、楽器店で実際に試して買う方法がありますね。好きな手段で、満足できる買い物をするとよいと思います。私はおおよその道具はインターネットで購入しました。
幸運なことに、私は知人に本体を譲ってもらうことができましたが、初心者用によく選ばれるメーカーは、鈴木楽器やヤマハの楽器のようです。

本体の次は弓が必要です。どんな商品があって、違いはどこにあるのでしょう。困った私は、楽器屋さんに行って実際に触らせてもらいました。重心の位置で弾き心地が変わると教えられ、半信半疑になりながら手にしてみると、微妙に重みが違うような気がします。でも、どの弓がよいのかはさっぱり分かりません。最近では、乾燥や気温変化の影響を受けにくい、カーボンファイバーでできた弓が登場しています。そしてこちらは割と安価でも性能が期待できると聞きました。ということで私は結局、安いカーボン弓をネットで購入しました。お値段はなんと3,000円弱。今のところ問題なく使えています。

ケースについて説明しましょう。楽器が壊れては大変なのでケースは必需品です。持ち運ぶだけでなく、温度・湿度の影響から楽器を守る役目も果たしますね。10,000円程度から販売されています。形は様々。一般に、三角形やひょうたん型のものを丸形、四角形のものを角形と呼ばれるそうです。角形は大きくかさばりますが、楽譜など楽器以外のものを収納しやすいのがメリットです。外装はハードかセミハードの2種類。ハードは表面がつるつるで頑丈ですが重めです。材質は樹脂・発砲・木などなど。私はGEWAというメーカーのものが丈夫だと勧められ、ひょうたん型セミハードタイプをネットオークションで入手することができました。しっかりしているのに軽くて持ち運びも便利です。EASTMANなど、カラーバリエーションが豊富なメーカーもあり、女性に人気なようです。

弾くものがそろっても松脂がなくては音が出ません。ヴァイオリンは、弓に松脂を塗ってひっかりをつくることで音を出しているのです。これは1,000円前後から販売されています。こちらも種類が多くて悩みますが、粘度がちがうのだとか。ベルナルデルやアルシェがおすすめと言われていますが、私にはまだよくわかりません。長い間続けるうちにいろいろ試してお気に入りが見つかるような気がします。
同様に、試行錯誤を要する道具としては、弦の替えがあります。1本1,000円前後から太さごとで売られていたり、セットで買うこともできます。1番細いE線は切れやすいので余分に持っておくといいでしょう。ちなみに私の知り合いはクロムコアをすすめていました。

一通りそろったところで、お好みで必要なものを書いてゆきます。

まずは肩当て。これは、初心者は楽器を持つ姿勢を正しく身に着けるうえで持っていた方がよいでしょう。1,000円台から10,000円弱まで種類は様々ですが、KUNやマッハワンのものが定番とされています。高さなど、人によって向き不向きがあるので、試したりしながら検討するとよいかもしれません。私は、マッハワンのプラスチック製のものを購入しました。

家で練習する方は、ミュート(消音器)もあると便利です。駒につけて、響きを減らす道具です。調べてみるとゴム製と金属製がありました。どう音が変わるのか疑問に思ったので楽器屋さんに聞きに行きました。ゴム製は音の響きが若干減る程度、金属製は極限まで減の震えが制限された固い音になります。

また、本体・弓・ケース・松脂・肩当はセットで販売されていることも多いです。初めはセットを買って、楽器に慣れてきたらこだわりの道具を探すなどしても良いかもしれませんね。
インターネットを見ていると、譜面台や入門書まで全部そろった入門セットが1万円台から販売されています。しかし、弦がすぐに切れたり壊れたりする可能性もあるようです。ものによるのでしょうが、私の知り合いはそれで苦労していました。じっくり検討してください。
また、ネットで注文する方はサイズや付属品の内容にも注意してくださいね。

 

弾き始める

2週間ほどで、全ての道具が到着しました。図書館で入門ガイドブックも借り、準備は万端です。練習の前に、松脂を塗り、調弦しなければなりません。慣れない手つきで恐る恐る取り組みます。始めは、ヴァイオリン経験者や先生にレクチャーしてもらえれば安心ですね。さて、準備をしながら困ったことがありました。松脂がなかなか塗れないのです。どれくらいつけるべきなのかも悩みどころですが、そもそも全く塗れていない気がします。インターネットで調べてみると、新しい松脂というのは、はじめ付着しにくいとのことです。やすりで傷をつけると塗りやすくなるという解決法も見つけました。インターネットは本当に便利です。このようにして、なんとか練習前の準備が完了しました。入門書は便利ですので、一冊持っておくのがおすすめです。

 

練習

ヴァイオリンは自分で音を作る楽器ですので、はじめは音階練習がマストです。その後、私は親しみのあるメロディーを弾いてみるなどしてゆるく楽しんでいます。音階で一つ一つの音は作れても、それらをつなげて滑らかに弾いたり、曲の途中で音を弾ませたりするのは難しいです。最近は大人になってから楽器を始める人も多いためか、初心者用の楽譜が豊富にあって楽しめます。もちろん、地道に練習曲に取り組むのもよいでしょう。
ボーイングは自分でいろいろ試したり、人に教えてもらったり、動画をみて研究したりして学んでいます。プロの方の演奏を見ていると、弾いている姿がとても美しい。良い姿勢・弾き方が良い演奏につながっているのでしょうか。

 

最後に

ヴァイオリン入門レポ、如何でしたか?
まだまだ前途多難ですが、いつか合奏できるのを夢見て頑張りたいと思います。楽器が一番上達するのは、始めてからの2年間という説があります。どんどん練習していきたいと思います。
ヴァイオリンを始めたことで、弦楽器の演奏をより身近なものとして見聞きできるようになりました。例えば、自分ではまだ弾けない曲を聴いても、目をつぶると弦の振動を想像して気持ちよくなったり、この曲をいつか演奏したいと夢想したりします。音楽を身近に感じるためには、自分で演奏するのが一番なのかもしれません。興味のあるそこのあなた、楽器や歌をとって、音楽を始めてみませんか?

 

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