こんにちは! Edy編集部です。
今日は、ハイドン作曲 交響曲第45番《告別》について、明日話したくなる雑学をご紹介します!

この曲は、演奏中にも関わらず演奏者が次々と舞台から去ってしまうんです。
一体どういうことでしょう?

世にも不思議な交響曲《告別》

出典:Wikipedia

古典派を代表する作曲家であるフランツ・ヨーゼフ・ハイドン。彼の作曲した交響曲第45番『告別』は、なぜか演奏中に奏者が1人また1人と去っていくのをご存知ですか?

実際に演奏している動画があるので、まずは下記動画をご覧ください。

もちらんこれは彼らが勝手にやっているのではなく、きちんと楽譜に指示が書いてあります。
ハイドンはどうしてこのような不思議な曲を書いたのでしょうか。

音楽と仕事

ハイドンが生きた時代(1700年代/オーストリア)は、音楽家として生計を立てていくには主に2つの方法しかありませんでした。

  1. 教会のオルガニスト
  2. 王族や貴族の専属オーケストラの団員

ハイドンは後者で、大貴族のエステルハージ家で楽長として仕えていました。彼は人望が厚く、団員から慕われていたようです。

「家族に会いたい」 団員の悩みにハイドンは…?

専属団員となると、雇い主のもとに泊まり込みで仕えることもあったようです。いわゆる「単身赴任」ですね。当然自宅にはなかなか帰れません。

そんな中、ハイドンは団員から「家族に会いたい」と相談を受けます。
なんとか解決してあげたいハイドンですが、当時音楽家の地位はとても低く、楽長といえども大貴族のエステルハージ侯に意見を言うなど、とても考えられないことでした。

そこで生まれた曲が、この《告別》でした
正確には「団員がろうそくの火を消して舞台から去っていく」のですが、この様子から「帰りたい」という無言のメッセージをエステルハージ侯に届けたのです。

その後、ハイドンの意図を正確に汲んだエステルハージ侯は、団員に休暇を指示したそうですよ。

おわりに

こうしてみると、当時の音楽家としての仕事事情なども読み取れておもしろいですよね。
曲も素敵なので、ぜひ通して聴いてみてください!