作曲家の三輪眞弘をプロデューサーに迎え開催する、今年の「サントリーホール サマーフェスティバル ザ・プロデューサー・シリーズ」に関連した2つのプレイベントをオンラインでお楽しみいただけます。

サントリーホールは、2023年8月23日(水)~8月28日(月)の期間に、「サントリーホール サマーフェスティバル 2023」を開催します。1987年の開催以来、音楽の“現在(いま)”を紹介する、東京の現代音楽の祭典として、最前線で活躍する世界各国の音楽家たちがサントリーホールに集まり、ユニークかつチャレンジ精神にあふれる音楽を発信しています。

■サントリーホール サマーフェスティバル 2023 特集ページhttps://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2023/

ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン
その年のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介するシリーズ。今年はプロデューサーとして、アルゴリズミック・コンポジションなど、変幻自在な活動を続ける作曲家三輪眞弘がアート・コレクティヴKITAとガムラングループのマルガサリを迎え、従来のコンサート形式だけでなく、「プロジェクト型」のコンサートを同時に試みることで「ガムランのコスモロジー」を表現します。コンサートとプロジェクトの出演だけでなくガムランの本場インドネシアの街をサントリーホールで交差させます。新作初演、夜会や屋台までもがひらかれ、サントリーホールがガムランの響きとともに三輪眞弘の世界観が具現化される広場となります。
このプロデューサーシリーズを紐解く、2つのプレイベントをオンラインでお楽しみいただけます。

  • QuizKnock×サントリーホール コラボ動画
    難解? 意味不明? 現代音楽の楽しみ方【好きになっちゃう放課後】

QuizKnockと学ぼうチャンネルの大人気「好きになっちゃう放課後」シリーズ第18弾のテーマは「現代音楽」。 難解なイメージの現代音楽の楽しみ方は? 「ありえたかもしれない音楽」「逆シミュレーション音楽」とは? ゲストに作曲家の三輪眞弘を迎え、現代音楽の魅力を伝えます。

YouTubeプレミア公開 7月21日(金)18:30
難解? 意味不明? 現代音楽の楽しみ方【好きになっちゃう放課後】動画はこちらURL https://www.youtube.com/watch?v=gqY6Jv5h4I4

  • DOMMUNE特別配信 7月21日(金)19:00配信開始
    サントリーホール サマーフェスティバル 2023
    ザ・プロデューサー・シリーズ 『三輪眞弘がひらく「ありえるかもしれない、ガムラン」』プレイベント

7月21日(金)19:00~のDOMMUNE特別配信では、三輪眞弘とDOMMUNE主宰の宇川直宏(現在美術家)、プロデューサーシリーズのミュージック・ディレクションを担当するマルガサリ(ジャワガムラン)の中川真の鼎談をはじめ、プロジェクト・ディレクションを担当する美術家の北澤潤、同じくマルガサリの大井卓也らをゲストに迎え、紐解くプレイベントを『三輪眞弘がひらく「ありえるかもしれない、ガムラン」』と題し、SUPER DOMMUNEにて生配信でお送りします。

配信後半は、音楽家の三輪眞弘が2020年コロナ禍の中、ぎふ未来音楽展で発表した「三輪眞弘祭―清められた夜」(無観客LIVE配信作品・上演時間2時間50分、2020年度佐治敬三賞を受賞)を“遅延”配信します。

DOMMUNE 配信はこちらからご覧いただけます。https://www.dommune.com/

※YouTubeからもご覧いただけます https://www.youtube.com/watch?v=74UydyR6uUo

配信概要(デジタルサントリーホール) https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/dsh/evt/127277.html

  • サントリーホール開館以来、日本の現代音楽界を牽引するサマーフェスティバル
    プロデューサー・シリーズのほかに、テーマ作曲家オルガ・ノイヴィルト、第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会も開催

テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45
世界の第一線で活躍する作曲家に管弦楽作品を委嘱し多角的に紹介します。今年登場するのは、2019年にウィーン国立歌劇場史上初めて、女性作曲家として同劇場からの委嘱オペラ『オルランド』が上演され、世界的に大きな話題となったオルガ・ノイヴィルト(1968~)。このオペラを基にした新作『オルランド・ワールド』が今回の委嘱オーケストラ作品として世界初演されます。指揮はノイヴィルトの盟友で、ウィーンでの『オルランド』初演を行ったマティアス・ピンチャー(2021年テーマ作曲家)が務めます。また、ノイヴィルトの作品を管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで紹介します。その他、若手作曲家の作品を公募する作曲ワークショップは、ノイヴィルトの音楽との向き合い方を知ることができる貴重な機会となります。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2023/theme.html

第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
前年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家の管弦楽作品から3曲を演奏会で再演。その中から、もっとも清新かつ将来性に富む作品1曲を公開で選考し贈賞します。選考委員の稲森安太己、小鍛冶邦隆、渡辺裕紀子による第一次選考を経て、田中弘基、松本淳一、向井 航の3作品がノミネートされています。第31回受賞者の桑原ゆうの委嘱作品の初演もあわせて行います。好評の聴衆による投票、SFA総選挙も実施します。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2023/akutagawa.html