三菱地所株式会社は、5月2日(木)~5月5日(日・祝)の期間中、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)にて、毎年好評を博している「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 大手町・丸の内・有楽町 エリアコンサート」を開催する、と10日に発表した。

今年も東京国際フォーラムを中心に開催される世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」と連動し、期間中に丸の内エリア内9ヵ所の会場で約60公演の無料クラシックコンサートを実施。国内外で活躍されるピアニストやギタリストといったプロの演奏家のほか、東京藝術大学の学生たちによる演奏がGWの丸の内エリアに響き渡る。クラシック音楽好きの方はもちろん、今までクラシックコンサートに行ったことのない方などにも身近且つカジュアルにクラシックコンサートが楽しめる。また、見て・聞いて、演奏を楽しむだけでなく、来街者が自由に演奏いただけるフリーピアノを3つの会場にて開放。東京ビルTOKIA 1階ガレリアでは、YouTubeチャンネル登録者数132万人を超え、「かてぃん」の名で活動される、ピアニスト 角野隼斗さんの全国を旅する「かてぃんピアノ」をフリーピアノとして開放する。

今年もGWの丸の内エリアがクラシック音楽の音色に包み込まれる。本イベントを通じ、気軽に立ち寄ることができる無料のクラシックコンサートから、文化や芸術の発信、まちのさらなる活性化を進めるとしている。

過去開催時の様子(左)かてぃんピアノ(右)

開催概要:「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 大手町・丸の内・有楽町 エリアコンサート」

開催期間:2024年5月2日(木)~5月5日(日・祝)
開催場所:丸ビル1階マルキューブ、新丸ビル1階仲通りテラス、新丸ビル3階アトリウム、
     新丸ビル7階丸の内ハウス、東京ビルTOKIA 1階ガレリア、
     丸の内ブリックスクエア 一号館広場、丸の内仲通り(国際ビル前)、
     大手町仲通り、明治安田生命ビル1階 明治安田ヴィレッジアトリウム
主  催:三菱地所株式会社
協  賛:明治安田生命保険相互会社
協  力:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会/東京藝術大学/日欧文化協会/
     丸の内合唱団/特定非営利活動法人 街角に音楽を/丸の内交響楽団/
     丸の内フェスティバルシンガーズ/遠州楽器制作株式会社/
     株式会社河合楽器製作所/株式会社ヤマハミュージックジャパン
U   R   L:https://www.marunouchi.com/pickup/event/2828/

主な公演

Bashauma trio           
尺八 岩田卓也氏、ギター 大柴拓氏、パーカッション 岡部洋一氏によるトリオ。見るからに異色の楽器編成、またそれぞれが日頃演奏する音楽の種類も違えば、世代も違う。そんな三名の共通点でこのバンド最大の特徴は「圧倒的なスピード感と、その中に垣間見える歌心と繊細さ」。この音楽性を武器に、作曲家でもある大柴拓氏のレパートリーを中心に東京をメインに活動。ライブは毎回好評を博します。今年夏、初の全国ツアーを開催予定。
曲  目:再起のうた、古都徘徊(大柴拓) ほか
公演日時:5月3日(金・祝)12:00~12:30
会  場:丸ビル1階マルキューブ
出  演:岩田卓也(尺八)、大柴拓(ギター)、岡部洋一(パーカッション)

ピアノと木管五重奏          
毎年全国からのべ約4万人が参加する世界最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」で、2022年、特級グランプリ・文部科学大臣賞・スタインウェイ賞・聴衆賞を受賞したピアニスト北村明日人氏と、丸の内エリアコンサートで毎年人気を博す実力派木管ユニット、斎藤光晴氏・最上峰行氏・大成雅志氏・井上直哉氏・小川敦氏からなる「エロイカ木管五重奏団」が共演。本年は、大森啓史氏(ホルン)に変えてゲストに小川敦氏(ホルン)を迎えて演奏する。演奏のほかにおしゃべりも見どころ。お子さまから大人まで楽しめる、本格クラシック音楽の時間を届ける。
曲  目:モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲、〈楽器紹介〉、〈1分間指揮者コーナー〉、
     プーランク:ピアノと木簡五重奏のための六重奏曲
公演日時:5月3日(金・祝)14:00~14:40
会  場:丸ビル1階マルキューブ
出  演:北村明日人(ピアノ)、
    【エロイカ木管五重奏団】斎藤光晴(フルート)、最上峰行(オーボエ)、
     大成雅志(クラリネット)、井上直哉(ファゴット)、小川敦(ホルン)

■平井元喜

平井元喜氏(左)マドレーヌ・ミッチェル氏(右)

海外を拠点に活躍する世界的アーティストが本年、丸ビルステージに登場。出演は、ロンドンを拠点に世界100カ国あまりで演奏し、芸術使節として多くの海外公演を成功させているコンサートピアニスト・作曲家の平井元喜氏と英国を代表するヴァイオリニスト、マドレーヌ・ミッチェル氏。グスターヴ・ホルスト生誕150周年を記念し平井氏編曲のホルスト作品や平井氏自身作曲の新作も演奏する。
曲  目:ベートーヴェン:ソナタ第10番 ト長調 作品96より、
”ホルスト生誕150周年”ホルスト(平井元喜編):
《日本組曲》作品33より ほか
公演日時:5月3日(金・祝)15:45~16:30
会  場:丸ビル1階マルキューブ
出  演:平井元喜(ピアノ)、マドレーヌ・ミッチェル(ヴァイオリン)

ビゼー:オペラ「カルメン」ハイライト(日本語上演・ナレーション付
丸の内エリアコンサートで唯一のオペラ公演が楽しめる。社会人のアマチュア演奏家により特別編成された「丸の内交響楽団」とオペラを企画・公演するアマチュア合唱団「丸の内フェスティバルシンガーズ」が昨年に続いて登場。LFJに初参加して上演したオペラ「カルメン」(抜粋)を誰もが楽しめる華やかなステージを披露する。
曲  目:ビゼー:オペラ「カルメン」よりPrelude(序曲)、
     Chorus of Cigarette Girl(女工達の合唱) ほか
公演日時:5月3日(金・祝)18:15~19:05
会  場:丸ビル1階マルキューブ
出  演:丸の内交響楽団、丸の内フィスティバルシンガーズ、総監督・指揮:岸本祐有乃、
     ナレーション:青木裕子(元NHKアナウンサー)、
     カルメン(メゾ・ソプラノ):堀万里絵、
     ドン・ホセ(テノール):志田雄啓、エスカミーリョ(バリトン):寺田功治

■ブルクミュラー没後150年企画 ブルクミュラーORIGINES

新丸ビル3階アトリウム 過去開催時の様子

日本では、ピアノレッスンのバイブル的 「25の練習曲 op. 100」の作曲家として有名なヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラーの没後150年となる本年。ブルクミュラーを深堀して楽しむ企画公演を開催。出演は、第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位をはじめ、数々の国際的な受賞と同時代の作曲家たちから多くの作品を献呈されている人気ピアニスト西本夏生氏と音楽ファシリテーター飯田有抄氏。飯田氏が相手役となり西本氏の本格的な演奏とブルクミュラーを深堀するおしゃべりも展開。飛び入り参加企画も予定している。
曲  目:アラベスク、貴婦人の乗馬、レーゲンスブルクの思い出 ほか
公演日時:5月4日(土・祝)12:55~13:35
会  場:新丸ビル3階アトリウム
出  演:西本夏生(ピアノ)、飯田有抄(MC)

未来のピアニストたち          
毎年全国からのべ約4万人が参加する世界最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」で、近年、上位賞を受賞された10代前半の若手アーティスト3名による公演。出演は、2023年度F級(高校3年生以下)金賞を受賞した永吉友亮氏、2019年度C級(小学6年生以下)金賞を受賞した安井友理氏、2019年度D級(中学2年生以下)銀賞を受賞した長谷川祐音氏。未来を担う期待のアーティストの演奏をぜひ。
曲  目:ベートーヴェン:ピアノソナタ第2番 イ長調 Op.2-2 第2楽章 スケルツォ・アレグレット ほか
公演日時:5月5日(日・祝)12:15~12:55
会  場:東京ビルTOKIA 1階ガレリア
出  演:永吉友亮(ピアノ)、安井友理(ピアノ)、長谷川祐音(ピアノ)

フリーピアノの紹介

 誰でも自由に演奏できるフリーピアノを3つの会場で開放する。あなただけのコンサートを楽しめる。

■丸ビル外構部
昨年ストリートピアノデビューし、大好評を博しているENSCHUブランドの赤色ピアノ。
(協力:遠州楽器制作株式会社)

■東京ビルTOKIA 1階ガレリア
YouTubeチャンネルにて「かてぃん」の名で活動される、ピアニスト 角野隼斗さんの全国を旅する「かてぃんピアノ」。

■明治安田生命ビル1階 明治安田ヴィレッジアトリウム
クラシックコンサートの公演に使用するグランドピアノをフリーピアノとして開放。

「Ontenna」貸出サービス

富士通株式会社が開発した「Ontenna(オンテナ)」は、髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに身に付け、振動と光によって音の特徴をからだで感じる全く新しいユーザインタフェース。東京ビル TOKIA 1階ガレリアにて無料で体験できる。
【Ontenna は TMIP Innovation Award 優秀賞受賞事業】
※ろう・難聴者、聴者、どなたにも貸出いたします。

関連情報:ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023」 開催時の様子 ©teamMiura

ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定し、1日中、音楽に浸ることができるコンサートを展開する。2005年から東京国際フォーラムで開催し、今年で17回目を迎える。今年のテーマは「ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった」。幾世紀にもわたり、世界のあらゆる国々の作曲家たちをインスパイアしてきた様々な音楽の伝統に、スポットライトを当てる。
【開催日】2024年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)
【会場】東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷
【公演数】90公演
【主催】ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 運営委員会
   (三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
【特別協力】三菱地所株式会社

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