skoove(スクーブ)は、細かくセクション分けされた丁寧なレッスンを受けながら、独学で無理なくピアノ学習を進められる話題のアプリです。
「本当に独学で上達を目指せるの?」
「他のピアノ練習アプリと何が違うの?」
「利用料や実際の使用感は?」
本記事では、そんなskooveに関する疑問を払拭すべく、現役ピアノ講師が徹底解説!全サービスを試せる7日間無料トライアルの利用方法や使った感想を、画像付きでご紹介します。料金や解約方法についてもお伝えしますので、トライアルをご検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
案内人
- 古川友理名古屋芸術大学卒業。
4歳よりピアノを始め、伊藤京子、深谷直仁、奥村真の各氏に師事。
地元愛知県三河地方を中心に器楽、声楽、合唱伴奏者として活動する傍ら、島村楽器音楽教室等でピアノ講師として勤める。
目次
skoove(スクーブ)とは?

skooveは、ドイツ・ベルリンで2014年に設立された「skoove」社が開発したピアノ学習アプリです。現在世界中で200万人以上が利用しており、『Forbes』をはじめとする有名雑誌やWebサイトでも、注目アプリとして紹介されています。
skooveの特徴
・スマートフォンやタブレットなどの端末でピアノのオンライン学習が可能
・初心者から上級者まで豊富なコース展開によって、各々のペースで進められる
・音声認識機能付きで演奏の改善点などのアドバイスも受けられる
・演奏技術だけでなく、楽譜の読み方をはじめとする音楽理論のチュートリアル動画も充実
・収録曲は500以上。クラシック、洋楽、K-POPなど幅広いジャンルが用意されている
・有料プラン「Premium」の7日間無料トライアル付き
skooveの学習カリキュラムには、専門の講師によって作成された信頼のメソッドが盛り込まれています。単元ごとに添えられた音声&お手本付きの丁寧な解説動画は、まるで横にピアノの先生が寄り添ってくれているかのようなリアルさ。臨場感のある細やかなレッスンを自分のペースで進められるため、「モチベーションを保てない」「理解が追いつかない」といった独学ならではの悩みも解消しやすいと評判です。
無料でできることは?

skooveの一部機能は、ユーザー登録のみで利用できます。
ただし、使えるのは無料レッスン3つのみ。利用期限や回数制限はありませんが、同じ内容の繰り返しになるため、無料プランのみでピアノ学習を進めるのは難しいでしょう。
有料プラン「Premium」なら、レッスンから収録曲の練習まで、すべての機能を利用可能です。
skoove体験~導入の流れ~
skooveでは、全レッスンコースと収録曲にアクセスできる有料プラン「Premium」の7日間無料トライアルが用意されています。無料プランでできることには制限があるため、お試しのチャンスを利用して、すべての機能を体験してみてはいかがでしょうか。
ここでは、トライアルを始めるまでの流れを詳しくご紹介します。
①ユーザー登録

まずは、Webサイト上の「今すぐ始める」「無料トライアル開始」などのボタンをクリックします。

メースアドレス、またはGoogleやFacebook、Appleのアカウントを入力・選択すれば、ユーザー登録完了です。
②支払い方法の選択(Webサイト)

トライアルは無料ですが、使い始めるためには支払い情報の登録が必要です。
Webサイト上で登録する場合は、主要なクレジットカードおよびデビット カード、SEPA 口座引き落とし、PayPalから選択可能です。

支払い方法の選択はアプリ内でも可能です。その場合はアプリのダウンロード後、ガイドに沿って必要情報を入力してから設定します。
③アプリのダウンロード~利用開始~

アプリをダウンロードし、Webサイト上でユーザー登録が済んでいなければ「今すぐ始める」、登録済みであれば「すでにアカウントを持っています」をクリックします。
次に、学習体験のカスタマイズをするための情報入力画面が表示されます。質問内容は「ピアノ経験の有無」「ピアノ学習における目標」「演奏したいジャンル」「練習頻度」の4つ。回答を終えると、ユーザー登録の確認画面が表示されますので、登録が完了していない場合はここで行いましょう。

ユーザー登録の確認が終わると、レッスンコースや搭載機能に関する解説が続きます。

最後に、支払い方法の選択画面が表示されます。skooveアプリ上で選択する場合は、Apple App StoreまたはGoogle Playストアで選択している支払い方法が自動的に適用されるため、クレジットカード情報の登録などは必要ありません。

3パターン表示されていますが、無料トライアル時に選択できるのは12ヶ月の年間プランのみ。料金面に不安をおぼえる方も安心して利用開始できるよう、トライアルのキャンセルや年間プランへの移行に関する丁寧な解説が添えられている点に、細やかな配慮が感じられました。
導入までの流れは以上です。7日間全機能をフル活用して、オンラインピアノ学習を楽しみましょう。
skoove使い方~レッスンの流れ~

ユーザー登録、支払い方法の選択を経て、いよいよトライアル開始。Webサイト上でできるのは登録までですので、ここからはアプリをダウンロードしたタブレットの画面をお見せしながら、実際に利用している様子をお伝えしていきます。
レッスンコースを選択

レッスンコースは初級から中級までの全8種。それぞれに名曲を使ったレッスンと演奏のコツなどを伝える解説動画が組み込まれています。各コースの収録曲は以下の通りです。
- 初心者1:『歓喜の歌』『聖者の行進』など
- 初心者2:『ビッグ・ベンのチャイム』『オーラ・リー』など
- 初心者3:『ニュー・エイジ』『ブライト・サイド・オブ・ライフ』など
- 中級者1:『月光』『ザ・サイエンティスト』など
- 中級者2:『アメリのワルツ』『イージー』など
- 中級者3:『ピアノマン』『ウェラーマン』など
- 上級者クラシック:『エリーゼのために』『パッヘルベルのカノン』など
- 上級者ポップス:『イマジン』『レット・イット・ビー』など

各レッスンの間には、演奏技術や音楽理論に関するレッスンも設けられており、ただ指を指示通り動かすだけでなく、より深く理解しながら進められる工夫が施されています。
レッスン開始~初心者1コースに挑戦~

コースを選択したら、レッスンのスタートです。レベル別の各コースとも、中身が10~20の細かなセクションに分けられています。一例として「初心者1」のコースをみていきましょう。
初心者1は、ピアノの基礎を学ぶコース。15のレッスンに分かれており、クラシックや洋楽の名曲を用いて、指番号や音符の名前、音価、アーティキュレーションなどを学習していきます。

さらに、15のレッスン一つひとつが細かなセクションに分けられているため、進度が非常にゆるやか。独学でも着実に理解しながら次のステップへと進められます。

取り組みたい項目を選択すると、「〇〇してみましょう」などの音声が流れた後、お手本付きの動画が流れます。

評価をONにして、音声認識で自分の演奏に対する評価を受けてみましょう。

鍵盤を押すタイミングはガイドで示されます。タイミングよく弾けると青、タイミングがずれたり音を間違えたりすると赤の印が付くため、ミスを把握しやすいのもポイントです。
テンポは30%~100%まで選択できるため、音源に追いつけないと感じる場合は、ゆったりとしたテンポから始め、徐々に本来の速さに近づけていきましょう。

弾き終わると、どのくらいの確率で正しく弾けていたかがわかります。レッスン内の各セクションは、順に進めるのはもちろん、必要な部分をピンポイントで選択して練習することも可能です。
レッスン継続~中級者コースに挑戦~

中級者コースに進むと、少しずつ高度な内容に。ただし、各レッスンの中身が細かく分けられていることに変わりはないため、「急に難しくなった」という印象を受けることは少ないでしょう。

ガイド付きで誘導してもらえる点も、初級と同様です。
レッスンの総仕上げ~上級者コースに挑戦~

上級者コースはクラシックとポップの2つ。収録曲は、一般的に「ピアノ上級者向けの作品」といわれるものに比べると、易しい印象です。

上級者コースになっても、ガイド&お手本画像・動画付きで、最後まで丁寧なレッスンを受けられます。
好きな曲を選択して自由に練習

skooveには、レッスン以外にも500作品以上が収録されています。曲名の下にはレベルが表示されているため、好きなジャンルのなかから自分の演奏スキルに合わせて選択可能です。

さらに、それぞれの楽曲をレッスン形式で学べるところもポイント。レッスンコースのような音声ガイドは付いていませんが、順を追って丁寧に練習を積み重ねていける点は変わりません。
各レッスンの合間に、収録曲の練習でレッスン内容の復習をしつつ、演奏技術を磨いていくのもよいでしょう。
【体験レビュー】skooveの良かったところ
skooveを実際に利用してみて、ピアノ初心者や、ゆっくりペースでコツコツ学習を進めたい方に最適なアプリだと感じました。ここでは、特に良いと感じた3つのポイントについて解説します。
- 細やかで丁寧なレッスン内容と評価機能
- ピアノ演奏の深い理解につながる理論やソルフェージュのレッスン
- モチベーション維持にもつながる演奏技術以外のアドバイス
細やかで丁寧なレッスン内容と評価機能

各レッスンの中身の細かさ、お手本動画、動画内の音声、すべてにおいて細やかな配慮が感じられ、どこを切り取っても丁寧。ピアノ初心者の方やブランクがある方でも、つまずくことなく継続できる工夫が随所に感じられました。
評価機能があることで、ピアノの上達を自分の感覚だけでなく客観的な視点を通して把握・実感できるところも、モチベーション高く続けられる嬉しいポイントです。
ピアノ演奏の深い理解につながる理論やソルフェージュのレッスン

skooveのレッスンには、楽譜の読み方やリズムなどの初歩的な知識から楽曲の解釈まで、音楽の理論的な部分に関する内容がふんだんに盛り込まれています。そのため、「楽譜を見て弾く」「耳コピで弾く」といった表面的な演奏ではなく、楽器の特性や音楽に関する理解を深めたうえで、学習を進めることが可能です。
音符の穴埋めなどのソルフェージュ要素も盛り込まれていることから、音感やリズム感を養いたい方にもおすすめのアプリと言えるでしょう。
モチベーション維持にもつながる演奏技術以外のアドバイス

レッスンのなかには、「無理のない目標を立てましょう」「楽しく練習するために十分な睡眠を取りましょう」といった演奏技術以外のポイントやコツを伝える内容も含まれています。
ピアノを独学で習得しようとする方の多くは、技術的な難しさではなく、モチベーションの低下が原因で挫折してしまいます。
メンタル面の課題も解決しようと試みるskooveのメソッドは、まさにピアノ学習者にとってかゆいところに手が届く存在。アプリを使ってピアノ学習をする方にはもちろん、生徒のやる気を引き出せず悩んでいるピアノの先生にとっても、良い学びとなるはずです。
skooveの料金

skooveの料金形態は、大きく分けて有料プランの「Premium」と無料で一部のサービスを使える「フリー」の2つ。有料プランは1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月の3パターンから選択できます。
skooveの料金プラン
12ヶ月プラン:14,800円(約1,066円/月) ※7日間無料トライアル適用可
3ヶ月プラン:5,800円(約1,933円/月)
1ヶ月プラン:2,800円
以前は登録したプラットフォームによって料金が異なりましたが、現在はPCブラウザ、iOSアプリ、Androidアプリいずれも上記の価格で統一されています。ブラウザ上で支払い手続きを行った後アプリを利用する場合、登録済みのユーザー名をアプリ内で入力すれば、二重に料金を請求されることはありません。
skooveの解約(退会)方法

解約方法は、支払い登録を行った先により異なります。該当するサービスの手順をご確認ください。
【Webサイト】
- Webサイト右上のアカウント名をクリック
- 「「アカウント設定」から、ページの下から「会員登録をキャンセルしたいですか?」を選択
- 指示に従って手続きを進める
【App Store】
- 「設定」をタップ
- 名前をタップ
- 「サブスクリプション」を選択
- 「無料トライアルをキャンセルする」をタップ
- 指示に従って手続きを進める
【Google Play Store】
- Google Playアプリを開く
- メニューを選択し「サブスクリプション」をタップ
- キャンセルしたいサブスクリプションを選択
- 「定期購入を解約」をタップ
- 指示に従って手続きを進める
アプリから登録した場合、アプリ内やWebサイト上での解約手続きはできません。
注意点

7日間の無料トライアル終了後は、自動でサブスクリプションに切り替わります。継続を希望しない場合は、有効期間が終了する24時間前(iOSアプリの場合)までに無料トライアルのキャンセルを行いましょう。
キャンセル手続き後も、トライアル利用開始から7日間はすべての機能を利用できます。トライアル期間が7日間と比較的短いため、手続き「気づいたら12ヶ月分支払われてしまっていた」とならないよう、十分ご注意ください。
まとめ
skooveは、細かく丁寧なカリキュラムに沿って着実に練習を積み重ねられる、ピアノ初心者やゆっくりペースで学びたい方におすすめのアプリです。
音声によるガイドやモチベーション維持につながるチュートリアルもちりばめられているため、独学でのピアノ学習に不安を感じている方にも最適!skooveを利用して、ピアノを楽しむ気持ちを大切にしながら、コツコツマイペースに上達を目指しましょう。