クラシックピアノとドラムによるたった2人のオーケストラ”OBSESSION”

2019/06/07
ポストクラシカル

最小にして最大のオーケストラ”OBSESSION(オブセッション)”をご存知でしょうか?
メンバーは、国内外で主要オーケーストラとの共演も多い人気ピアニスト三舩優子さん、ジャズから邦楽までジャンルを超えて活躍するドラマーの堀越彰さん。
ピアノとドラムだけでオーケストラなの!?と驚かれる方も多いと思いますが、今回はこの”OBSESSION”の魅力についてご紹介したいと思います。

 

“OBSESSION”のここがスゴイ!

 

“OBSESSION”2014年からコンサート活動を開始しました。堀越さんが三舩さんのリハーサルでラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」を聴き、“OBSESSION”のアイディアを思いついたそうです。

“OBSESSION”とは「取り憑かれる」という意味。ピアノにドラムが重なることで起こる化学反応、そして高揚感が素晴らしく、何度も耳にしているクラシックの名曲に新しい感覚を呼び起こします。

異なるフィールドで活躍しているお二人のコンサートはたちまち話題を呼び、東京芸術劇場からジャズライブハウスまで演奏会場までもジャンルを超えて、公演を重ねています。20183月にはインドネシアのモーションブルージャカルタでも公演を行い好評を博しました。

また“OBSESSION”は、子供たちを対象に訪問支援福祉活動を行っています。子供たちに地域や環境を超えて音楽を体験してほしいと願う“OBSESSION”の思いは実を結びつつあり、小学校など子供たちを対象にした演奏会も増えています。

 

三舩優子さん、堀越彰さんとは?

三舩優子さんは桐朋学園大学在学中、第57回日本音楽コンクールで第一位になり、同大学を首席卒業後、文化庁派遣研修員としてジュリアード音楽院へ留学しました。1991年にはフリーナ・アワーバック国際ピアノコンクールで優勝、アメリカデビューを果たしました。帰国後はリサイタルや国内外の主要オーケストラとの共演を重ね、アルバムも多数発表、現在も精力的に活動されているピアニストです。
また、ラジオパーソナリティやNHK-BS「週刊ブックレビュー」の司会を務めるなどメディアにも登場しおり、お馴染みに感じている方も多いのではないでしょうか。2014年からユニット”OBSESSION”を始めたことにより新境地を開き、新たなファン層を広げています。2019年にはデビュー30周年を迎え、ますます多方面での活躍が期待されます。

堀越彰さんは、1990年に山下洋輔ニュートリオでプロデビュー。以降長年山下洋輔さんのユニットで活動されています。邦楽、民俗音楽とのセッションなどジャンルを超えての演奏活動も多く、「TAKIOのソーラン節」で知られる伊藤多喜雄さんとの共演や、カリスマ的キーボーディストの故 深町純さんとの共演、アートにフォーカスしたパフォーミングアーツ“SOLO-ist”主催など挙げればきりがないほど豊富なキャリアの持ち主です。現在はユニット“OBSESSION”のほか、尺八奏者の小濱明人さんとのユニット“LOTUS POSITION”、シルク・ド・ソレイユで活躍したパフォーマー、フィリップ・エマール氏らと組む“INSTINCT”でも活動されています。

またドラムスクールで後進の指導にも取り組まれています。

 

OBSESSIONを実際に味わうには?

“OBSESSION”20175月に初のアルバム『OBSESSION』をリリースしました。「ダッタン人の踊り」「ラプソディ・イン・ブルー」といったよく知られた作品から、アルベニスの「アストゥリアス」ヒナステラ「アルゼンチン舞曲集」といった、知る人ぞ知る作品までバランスの良い選曲。

堀越さんの過去のインタビュー記事によると「このユニットを象徴するような選曲をしたいと思っていました。同時に最後まで一気に聴いていただけるようなドラマチックな構成のものにしたいと思ってました。」とのこと。

『OBSESSION』OBSESSION

収録内容:
シチェドリン:バッソ・オスティナート(2つのポリフォニックな小品 より)
ボロディン:ダッタン人の踊り
アルベニス:アストゥリアス(スペインの歌 より)
サティ:ジムノペディ 第1番
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
ラフマニノフ: 前奏曲「鐘」~パガニーニの主題による狂詩曲 第17/18変奏
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

演奏:
三舩優子(ピアノ)
堀越彰(ドラム)
2017年2月28日-3月1日 横浜・かながわアートホールにて収録

 

(バッソ・オスティナート動画)

 

(ダッタン人の踊り動画)

 

(ラプソディ・イン・ブルー動画)

“OBSESSION”のコンサートについては6月に沖縄、7月に関西、8月に北海道、そして秋には2枚目のアルバムをリリース予定です。詳細については随時サイトをチェックいただいて、お近くに”OBSESSION”が来たなら、ぜひ生での迫力の演奏を味わっていただきたいです。

 

OBSESSIONサイト

http://www.akirahorikoshi.com/official/obsession_concept.html

堀越彰オフィシャルサイト

http://www.akirahorikoshi.com/

三舩優子オフィシャルサイト

http://www.yukomifune.com/

ポストクラシカルの記事をもっと読む
関連タグ
関連記事