11月18日(土)『Android Aria “Seeds of Prophecy”』ポルトガル・リスボン Tivoli劇場にて上演

渋谷慶一郎が、現地時間11月18日(土)ポルトガル・リスボン映画祭のクロージングセレモニーにてアンドロイドとピアノ、エレクトロニクスによる新作『Android Aria “Seeds of Prophecy”』をリスボンのTivoli劇場にて披露する。

本公演は11月10日から19日まで同地で開催されるリスボン映画祭「LEFEST」(https://leffest.com)の特別プログラムとして行われ、18日に行われる授賞式を含むクロージングセレモニーにてアンドロイド・オルタ4と渋谷のピアノ、エレクトロニクスによるパフォーマンスを行う。6月のアンドロイド・オペラ®︎『MIRROR』パリ・シャトレ座公演で発表した楽曲をピアノとエレクトロニクスで演奏するのに加えて “Seeds of Prophecy”(予言の種)という新曲も披露する。

今年で17回目を迎えるリスボン映画祭は現代映画の上演だけではなく、参加するアーティストも多岐に渡った非常に刺激的なものとなっている。

ローリーアンダーソンが人工知能と芸術創造をテーマにしたトークセッションを行い、世界的なヴァイオリニストであるギドン・クレーメルによるコンサートが渋谷のコンサートの前日に開催される。また、ジャン=リュック・ゴダールの作品「イメージの本」を用いたインスタレーションが展示されるなど、国際的かつ先鋭的なイベントとなっている。また、映画界からはペドロ・コスタによるトークセッションや、レオス・カラックス、日本からも濱口竜介を始めとする著名な映画監督によるマスタークラスなどが行われる。

  • 公演概要

日時:11月18日(土)18:00開演
会場:Tivoli 劇場(Av. da Liberdade 182 188, 1250-146 Lisboa, Portugal) 

URL:https://leffest.com/en/events/android-area-seeds-of-prophecy

  • プロフィール

渋谷慶一郎
東京藝術大学作曲科卒業。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽、サウンド・インスタレーションまで多岐にわたり、東京・パリを拠点に活動を行う。2012年に初音ミク主演による人間不在のボーカロイド・オペラ『THE END』を発表、ヨーロッパを中心に世界中で巡回。2018年にはAIを搭載した人型アンドロイドがオーケストラを指揮しながら歌うアンドロイド・オペラ®︎『Scary Beauty』を発表、日本、ヨーロッパ、中東圏で発表。2021年は新国立劇場の委嘱新制作にてオペラ作品『Super Angels スーパーエンジェル』を世界初演。2022年にはドバイ万博にてアンドロイドと仏教音楽・声明、現地のオーケストラのコラボレーションによるアンドロイド・オペラ®︎『MIRROR』を発表。2023年6月にはパリ シャトレ座にて70分の完全版となる同作を初演、現地メディアでも大きく取り上げられ成功を収めた。10月には金沢21世紀美術館でアンドロイド2台による新作対話劇『IDEA』を発表。

また数多くの映画音楽も手掛けており、2020年に映画「ミッドナイトスワン」の音楽を担当。本作で第75回毎日映画コンクール音楽賞、第30回日本映画批評家大賞、映画音楽賞を受賞した。2022年にはGUCCIのショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」の音楽を作曲、アンドロイドと自身も映像の中で共演している。

  • クレジット

コンセプト・ピアノ・エレクトロニクス:渋谷慶一郎
ヴォーカル:Alter4
アンドロイド プログラミング:今井慎太郎
サウンドエンジニア:鈴木勇気
テクニカルマネージャー:尾崎聡
制作マネージャー:松本七都美
アンドロイド貸出協力:大阪芸術大学
技術協力:ヤマハ株式会社、Dreamtonics 株式会社
制作協力:大阪芸術大学アートサイエンス学科 Android and Music Science Laboratory、
一般社団法人コミュニケーションデザインセンター
制作:ATAK
主催:LEFEST
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