吹奏楽部は上下関係が厳しく、人間関係に悩むことが多いですよね。同期と意見が食い違ったり演奏を比較されたりして、つらい気持ちになることもあるでしょう。
楽しい部活ライフのためにも、なるべく早く、それぞれの悩みの原因を見つけて解決したいですよね。
そこで今回は、吹奏楽部でよくある人間関係の悩みやその解決策を紹介します！ぜひ参考にしてくださいね。
目次
吹奏楽部は人間関係の悩みがたくさん！
話し合いで意見を出しながら音楽づくりを行う吹奏楽部では、ほかの部活に比べて人間関係のトラブルが多いと言われています。意見の食い違いだけでなく、同期と演奏を比べられたりコンクールメンバーとメンバー外の温度差があったりと、悩みのタネは多いもの。
これらのせいで毎日の活動が憂鬱になり、行きたくなくなることも増えるでしょう。次第に退部を考えたり学校生活自体が辛くなったりもするので、心が追い込まれる前に解決することが大切です。
同期の悩みと解決策
次に、吹奏楽部でよくある人間関係の悩みと解決策を見ていきましょう。まずは、同期にまつわるものから。
- 演奏を比較される
- 派閥争いが多い
- 言うことを聞いてくれない
同期と演奏を比較されるのが辛い
1つめは「演奏を比較されるのが辛い」という悩み。
同じ楽器で同期がいると、どちらか片方がコンクールメンバーに選ばれたりソロを担当したりすることがあります。また、ほかの同期は褒められているのに自分だけ注意されると、恥ずかしくなったり自信がなくなってしまうこともあるでしょう。
このような場合、気にしすぎないのが大事。大勢の前で1人で演奏したり、誰が上手いか考えたりする機会の多い吹奏楽部という環境では、実は周りも同じような気持ちになっているものなんです。
もちろん反省と改善は必要ですが、比較の対象を同期ではなく、昨日の自分にしましょう。昨日の自分を超えられるよう練習していれば、いつの間にか上達しているはずです。
こうすれば、同期と比べられることも気にならなくなり、演奏が楽しくなりますよ。
派閥争いが多い
2つめは派閥争い。これがけっこう多いんですよね。
仲の良い人たちによる複数のグループが自然とでき、それぞれの意見の食い違いで部内がギスギス…。自分のグループではない人がミスをしたときに嫌味を言うなどもあります。こうした派閥争いが加速すると、部員全体を巻き込んだ大きなトラブルにもなりかねません。
そもそも、派閥争いには関わらないのが一番です。一度関わるとどちらの味方なのか聞かれる、別の派閥の子と話すと嫌な顔をされるなど、面倒くさいことが増えてしまいます。
大きな問題に発展しそうであれば、早めに部長や副部長、あるいは顧問に相談するのがおすすめです。
同期が言うことを聞いてくれない
3つめは、同期が言うことを聞いてくれないという悩み。人間にはプライドがあるので、同じ学年の人の言うことを素直に受け入れられない人も多いはずです。
同期に何か言いたいときは、理由をそえて冷静に伝えてみましょう。怒った口調で責めるように言われると、どんな人でも聞きたくなくなります。
それでも聞いてくれない場合は「先輩に注意してもらう」のがおすすめ。先輩のように上の立場の人からの助言は、同期よりも聞き入れてくれやすいものですよ。
パートの悩みと解決策
次は、パート内で起きやすい悩みを見ていきましょう。
- 意見の食い違いでパートがまとまらない
- コンクールメンバーとメンバー外がいて気まずい
意見が食い違ってパートがまとまらない
学校によって異なりますが、多いところでは毎日パート練習を行うので、方向性の違いから意見が上手くまとまらず、パート内がギクシャクしてしまうことは珍しくありません。
そんなときは、「相手の意見を尊重しながら徹底的に話し合う」ようにしましょう。音楽を良くしたいという気持ちを共有した上で行う話し合いは、多少の時間がかかろうと積極的に行うべきです。
そのときには自分の意見を押し通すのではなく、互いの意見を尊重し合って、パートのメンバー全員が納得できることを目標にすると関係性を壊さずに話し合えますよ。
パート内にコンクールメンバーとメンバー外がいて気まずい
パートの人数が多いと、パート内でコンクールメンバーとメンバー外に分かれてしまうケースがあります。コンクールメンバーは合奏やパート練習をする一方、メンバー外は個人練習ばかりで、格差を感じて気まずくなることもあるでしょう。
特に、同じ学年の中にメンバーとメンバー外がいると、同期同士の関係がギクシャクしやすくなります。
このような場合は、お互いに意識しすぎないことが大切です。最初はモヤモヤがあるかもしれませんが、どの部員にも同じように接することで、次第に気まずさを解消できます。
また、吹奏楽部員にとってコンクールは一大イベントですが、他にもさまざまな演奏会があります。コンクールは数あるイベントの内の一つと心得ておくと良いでしょう。
上下関係に悩んだときは？
上下関係が厳しい吹奏楽部では、同期やパート内だけでなく、先輩や後輩との悩みも多くあります。特に、中学や高校で初めて吹奏楽部に入った方は悩みを抱えがちです。
以下の記事では、先輩や後輩との関係でよくある悩みやその解決法を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
吹奏楽部の人間関係が嫌で辞めたいと感じたときは
部活動での悩みがなかなか解決しないときには「辞める」という選択肢もあります。
嫌な気持ちで毎日過ごす必要はありません。部活動だけが学校生活ではないのですから。
ただし、退部するときは突然辞めるのではなく、事前に先生や先輩などお世話になった人達に伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は、吹奏楽部でよくある悩みやその解決法を紹介しました。吹奏楽部で活動しているとさまざまな悩みがありますが、メンバー全員で良い音楽を奏でる喜びはやはり格別です。
音楽を楽しむという本来の目的を忘れずに、人間関係の悩みを解決しながら青春を謳歌してくださいね。
