※2022年2月14日追記※
第5回高松国際ピアノコンクールの開催が新型コロナの影響(オミクロン株の急拡大)により約1年延期となることが確定しました。
なお、延期されたコンクールには、2021年に行われた予備審査を通過している50人が出場する予定です。

新たな開催日程は以下の通りです。

期間:2023年の2月12日~24日
会場:レクザムホール(サンポートホール高松から変更となりました)

詳細な日程が発表され次第随時情報を更新します。

2023年高松国際ピアノコンクールの最新情報はこちら▼

世界に羽ばたくピアニストの登竜門として、年々注目度が高くなっている「高松国際ピアノコンクール」。2022年3月には第5回が、香川県高松市のサンポートホール高松にて開催されます。

今回は、本コンクールの概要やレベル、日程、課題曲などを紹介します。

高松国際ピアノコンクールとは?

出典:サンポートホール高松 大ホール

高松国際ピアノコンクールは、四国で初めての国際的な音楽コンクールとして2006年に始まりました。以来、4年に1度開催され、世界の舞台を目指すピアニストの登竜門として国内外から注目される大会へと成長しています。

瀬戸内の美しい景観を味わえる『サンポートホール高松』で開催されるこのコンクールは、主に企業・団体からの寄付によって運営されており、各方面からの期待の大きさが伺えます。

優勝者には賞金のほか、日本および海外でのリサイタルやオーケストラとの演奏会の機会が与えられます。

コンクールのレベル

日本に数あるピアノコンクールの中でも、国際音楽コンクール世界連盟に加盟している下記3つは国内トップレベルの大会と言われています。

  • 高松国際ピアノコンクール
  • 浜松国際ピアノコンクール
  • 仙台国際ピアノコンクール

高松国際ピアノコンクールは歴史が浅いものの、素晴らしい演奏技術や表現技法を持つ優秀なピアニストが国内外からこぞって参加し、腕を競い合う場となっています。

コンクールの過去の優勝者

過去の大会で優勝した4人のピアニストは、現在もさまざまな場で活躍中です。

2006年、第1回コンクールのグランプリに輝いたのは、ウクライナのパヴェル・ギントフ。キエフに生まれ、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院で学んだ彼は、アメリカを中心に広く演奏活動を展開しています。

第2回優勝者はロシアのアレクサンドル・ヤコブレフ。「ロシアンピアニズムの若き至宝」
と呼ばれ、高松国際以降もシンシナティ国際ピアノコンクール、エットレ・ポッツオーリ国際ピアノコンクールなど、いくつもの国際ピアノコンクールで優秀な成績を収めています。

第3回優勝者は韓国のムン・ジヨン。家にピアノがなかったため教会のピアノで練習を重ねたという苦労人の彼女は、高松国際コンクールでの優勝以降、2014年のジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門、2015年のブゾーニ国際ピアノコンクールでも優勝し話題を集めました。

そして第4回優勝者は古海行子。彼女はその後、パデレフスキ国際ピアノコンクールで3位受賞、ショパン国際ピアノコンクール参加、さらにアルバム『シューマン:ピアノ・ソナタ第3番』でCDデビューするなど、着実に活躍の場を広げています。

コロナ延期明け|2023年高松国際ピアノコンクールの詳細について

コロナで延期となった本コンクールが2023年2月に復活。詳細につきましては下記記事をご参照ください。