いよいよやってきましたね!
2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲が公開されました。
毎年どんな曲が課題曲になっているのか非常にワクワクしますよね。

課題曲選びというのはコンクールでとても重要です。本記事では2022年度の課題曲をまとめて紹介しており、気になる課題曲は各詳細記事にてチェックすることができます。

さあ、今年はどんな熱い演奏が繰り広げられるのでしょうか!気になる課題曲についてさっそく見ていきましょう。

案内人

  • 川島光将指揮者・作曲家・編曲家 元・中学高等学校音楽教員、吹奏楽顧問 吹奏楽指導者協会・認定指導員 音楽表現学会会員 K MUSIC GROUP代表 現在はオーケストラ、吹奏楽、合唱、声楽など音楽全般の指導にあたる。

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課題曲Ⅰ【やまがたふぁんたじぃ 〜吹奏楽のための〜】

課題Ⅰは、「オリンピックコンサート」「ディズニー・オン・クラシック」など多方面でアレンジを担当されている大ベテラン作曲家・杉浦邦弘先生が手掛ける「民謡」を素材にした幻想曲です。現代の子たちに「民謡」は馴染みがないかもしれませんが、聴けば誰しもが郷愁の念を抱くでしょう。

今年は例年以上にこの課題曲Ⅰを選ぶ団体が多いのではないでしょうか。美しい音楽は楽譜も美しい。曲の詳細については下記記事をご参照ください。

課題曲Ⅱ【マーチ「ブルー・スプリング」】

課題曲Ⅱは、「2020年度大谷賞受賞」「第17回イタリア国際打楽器コンクール作曲部門第3位」など若くして数々の賞を受賞してきた作曲家・鈴木雅史先生の作品です。

吹奏楽の課題曲マーチといったらこれ!と言わしめる“定番の“マーチ作品となっています。しかし、シンプルで簡単そうに聴こえても注意が必要です。
詳しくは下記記事の解説をご一読ください。

課題曲Ⅲ【ジェネシス】

すでに話題沸騰の大注目課題曲。作曲家はあの超ベテラン作曲家・鈴木英史先生です。

正直、参考音源を聴いた時はあまり印象に残らなかったという人もいるのではないでしょうか?実はこの課題曲は変幻自在なのです。楽曲に取り組んでいけばいくほど、その魅力に取りつかれること間違いなしでしょう。

ジェネシスに込められた鈴木先生の想いとは…?これを演奏せずして吹奏楽は語れないでしょう。詳しくは下記記事をご一読ください。

課題曲Ⅳ【サーカスハットマーチ】

課題曲Ⅳは、とても楽しいマーチ風課題曲。「サーカスハット」とはサーカス小屋という意味だそうです。

しかし、聴くのと実際に演奏してみるとでは、大きな違いがあります。下記記事では、曲の良さだけでなく、演奏の際の注意点も解説しています。ぜひ併せてチェックしてみてください。

課題曲Ⅴ【憂いの記憶 – 吹奏楽のための】

2022年度で課題曲Ⅴは廃止されてしまいますね。
この課題曲は最後にふさわしい一曲と言っても過言ではありません。

現代音楽が苦手な方も、「音楽の軸」さえ掴めば大丈夫。これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?バンド全体のレベルアップ間違いなし!演奏のポイントについては下記記事をご一読ください。

まとめ

まずは今年も無事に吹奏楽コンクールが開催されることを願います。

昨年は、日本の吹奏楽の発展に大いに貢献してくださった丸谷明夫先生(前全日本吹奏楽連盟理事長)がお亡くなりになるというショックな出来事もありましたね。
筆者も含め、吹奏楽に携わる我々の使命はそんな先輩方が築き上げてくださった吹奏楽の土壌をさらに発展させていくことだと思います。

課題曲は吹奏楽コンクールの要です。

皆さんで日本の、世界の吹奏楽を盛り上げていきましょう!