ピアノを弾いてみたいけれど、「自分は楽譜が読めないから・・・」「独学は難しそう」と、諦めていませんか?
大丈夫です!楽譜が読めなくてもピアノを弾けるようになる方法があります。
大切なのは、自分のレベルや練習環境に合った方法を見つけること。この記事では、楽譜を使わずにピアノを練習できるツールや、何から始めたらいいのか分からない方向けに、ピアノの始め方も紹介します。
大人のピアノ初心者、大歓迎!ピアノを始める第一歩を踏み出してみましょう!
楽譜を使わずにピアノを弾けるようになる方法

まずは、楽譜が読めないけど、ピアノを弾いてみたい、というあなたのために、楽譜を使わずにピアノの練習を進められる便利な方法やツールをいくつか紹介します。
参考になる情報もつけておきますので、「これならできそう!」という独学方法を探すための参考にしていただければと思います!
なお、こちらの記事ではピアノを独学で練習している方の意見や、独学のメリット、デメリットを紹介していますのでぜひ読んでみてくださいね。
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海外旅行のためなら読み書きできなくても英会話で十分なように、ピアノを弾くのに楽譜を読むことはマストではありません。ためらわずに始めましょう!
アプリを使う

今では日常生活に欠かせない存在となっているアプリ。スマホやタブレットで自分に合ったものを選んで気軽に使えるので便利ですよね。
最近ではピアノの独学に使えるものもたくさん開発されており、ゲーム感覚で楽しく練習できるものや、音符ではなく、指の動きや鍵盤の位置を視覚的に教えてくれるものなど、楽譜が読めなくても練習ができる頼もしい存在なのです。
アプリの種類によって使える機能はさまざまで、例えばflowkeyというピアノレッスンアプリは、スローモーション機能や、難しい部分を繰り返し練習できる機能があるので、初心者の方におすすめです。
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他にも無料で試せるピアノアプリがいくつかありますので、こちらの記事をチェックしてみてくださいね!
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譜面台にスマホやタブレットを立てて練習できるので始めやすい!アプリ内蔵の曲でないと練習できないので、話題の主題歌など人気曲を弾きたい方向け。
初心者向けの教本を使う

「楽譜が読めないと、教本を買っても仕方がない・・・」と思っていませんか?
実は初心者向けの教本の中には、ドレミふりがな付きのものや、イラストで指使いを解説して視覚的に学べるものがあり、楽譜を読むのが苦手な方でも、ピアノの演奏方法を理解しやすいように工夫されているのです。
これらの教本を使えば、ピアノ演奏の基礎知識や、音符の読み方をやさしく学びながらピアノの練習ができるので、一冊手元にあると便利ですよ!
こちらの記事では、初心者向けの教本の選び方を解説しています。
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小説を読むのは億劫だけど、SNSならいくらでも読んじゃうあなたにおすすめ。ショパンのノクターンなどあこがれの名曲も、初心者用の読みやすい教本が出ています。
YouTubeを見ながら弾く
YouTubeでピアノ演奏を見る方も多いと思いますが、中には楽譜が読めなくても見てマネするだけで弾けるようになる「ピアノロール動画」をアップしているチャンネルがあります。
鍵盤が光ったり、落ちてくる音符に合わせて押す鍵盤が分かるので、ゲーム感覚で楽しみながら練習ができますし、初心者向けに解説をつけていたり、ゆっくりスピードでアレンジしているチャンネルもあります。
YouTubeを開いて「ピアノ 楽譜」で検索するとさまざまな動画を探せるので、ドレミ付きのものや、「かんたん」と表記されているものを選びましょう!

音ゲーが得意な方はぜひYouTubeで!まだ楽譜が売られていないような最新曲も、誰かがアップしてくれている可能性あり!
耳コピで弾く

「耳コピ」とは「耳でコピーする」の略で、曲を耳で聴き、そのままマネして弾くというやり方です。
耳コピの練習方法としては、まずは弾きたい曲をパートごとに分けてスピードを落として何度も聴くことから始めるのですが、最初は単純なメロディを繰り返す童謡などの曲から始めましょう。
ある程度メロディを覚えたらピアノの上で再現するのですが、最初の音が分かればピアノの上で再現しやすくなるので、まずは始めの部分だけ確実に弾けるようにしましょう。
耳コピは最初は難しく感じやすいですが、練習すればするほどスムーズに音を聞き取れるようになり、慣れてくればどんな曲でも弾ける強みになります。
耳を鍛えるよい機会にもなるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
光ナビゲーション付きのキーボードを使う
光ナビゲーション機能付きのキーボードは、どの鍵盤を押せばよいかを光で教えてくれるというもので、楽譜が読めなくても、光を追って弾くだけで演奏ができるので、ゲーム感覚で曲を覚えられます。
子供向けだったり、鍵盤数が少なめの商品が多いのが難点ですが、初心者向けの曲であれば問題なく学んで弾けるので、「弾く」ことに慣れるまでは大人でもじゅうぶん独学に使えますよ!
参考までに、おすすめのモデルを2つ紹介しますね。
CASIO|Casiotone 光ナビゲーションキーボードLK-335
持ち手付き、かつ3.4㎏という軽さがうれしい、いつでもどこでも演奏を楽しめるキーボード。ボタンの数が必要最低限に抑えられていてとてもシンプルなので、機械が苦手!という方も抵抗なく使い始められます。
付属品として楽譜集、歌詞集が付いているほか、マイクも付いているので、ピアノの練習につまづいたら、気分転換に歌ってみるのも楽しいですね


YAMAHA|EZ-310
子供から大人まで、弾きたい曲を演奏する楽しさを届けてくれる、キーボード。
音の強弱を表現できるタッチレスポンス機能や、グランドピアノをはじめとした650種類の音色で、本格的な演奏を楽しめるほか、パソコンにつないで曲を増やしたり、専用アプリで録音や撮影ができるのもうれしいポイントです!

弾くべき場所がわかるので、高さ違いのドで覚えてしまうミスを回避できます。音の長さやタイミングは、ときどき録音して聴き返してみるのがおすすめ。


レッスンと併用してもOK
ピアノの独学は、自分だけで頑張るだけでなく、ピアノ教室に通ったり、オンラインレッスンを受けながらやる、という方法もあります。
楽譜の読み方や正しい指使い、演奏の表現のコツなどピアノの基礎知識を先生に教えてもらい、自宅で補助教材として上記で紹介したものを使って復習することで、より上達が早くなりますよ。
特にオンラインレッスンは通う時間や手間を省けるのに加え、レッスン料金も抑えられるのでおすすめです。
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ピアノ教室は都合よく使って大丈夫。入会したら数年続けないと…なんて思わないで。曲の難易度がわからない、何から手を付ければいいかわからないという方はぜひご相談を。
ピアノデビュー、何から始めればいい?

楽譜が読めなくても独学でピアノを弾けるようになる方法がいろいろあるということは分かったけど、そもそもピアノを始めるには何からやればいいのか分からない・・・という方向けに、ピアノデビューの最初のステップを簡単にまとめました。
詳しく解説しているリンクも付けましたので、時間のあるときにしっかり準備して、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう!

「とりあえず安いキーボードと楽譜を1冊買ったんだけど、そのまま手つかずで。レッスンに通うほどでもないし。」よく聞く失敗パターンです!目標の曲が難易度高めなら、最初の1曲目にしないで、まずは自分が弾けそうなレベルから。
ピアノを用意しよう
まずは、なにはともかくピアノを手に入れるのがスタート。いろいろな種類があってどれを選べばいいか迷ってしまう方もいるかもしれませんが、一番のおすすめは88鍵盤の電子ピアノです。
88鍵盤あれば、弾く曲に制限がなく、音が気になる時間帯はヘッドホンを使って練習できるので、日中仕事で時間がとれない方でも練習ができますよ。
最近では各メーカーから、コンパクトで持ち運びやすいものや、アプリと連動して使えるものなど、さまざまな特徴をもった電子ピアノが販売されているので、楽しみながら選んでみてくださいね。
こちらの記事では、本物のタッチに近い電子ピアノを紹介していますよ!
目標を決めよう
ピアノを始めるにあたって、目標を決めることはとても大切。単純に「ピアノが上手くなりたい」という不透明なものではなく具体的に設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
おすすめは「弾きたい曲」を目標にすること。最近では簡単にアレンジされた楽譜がいろいろ出ているので、自分のレベルに合わせて少しずつレベルアップできますよ。
最終目標は「弾きたい曲を原曲で弾けるようになること」とし、それに向けて練習に取り組めば、モチベーションが維持しやすいでしょう。
練習時間を確保しよう

ピアノの上達には、毎日の練習が欠かせませんが、大人は忙しくてあまり時間がとれない方が多いですよね。
そんな時は、毎日20分でも30分でもよいので、とにかくピアノに触ることを習慣にするのがおすすめ。最初は部分的な練習から始め、少しずつ時間を延ばしていくことを心がけることで、上達していくのを感じやすくなりますよ。
まずは自分の普段の生活を振り返り、無理のない時間帯を見つけてピアノの練習時間をルーティンに組み込んでみましょう。

上手な人は、曲の冒頭から練習「しない」。途中から始めてみたり、苦手な1フレーズのみ練習する日を作ってみることをおすすめします。
簡単な曲から練習してみよう
ピアノを用意して、練習時間を確保したら、いよいよピアノ独学の道のスタート!ついつい好きな曲をいろいろ弾いてみたくなりますが、焦らずに簡単な曲から練習を始めましょう。
初級楽譜を参考にしながら、最初は片手だけで、ゆっくりとしたテンポで丁寧に弾くようにするのが上達のコツで、特に童謡や映画のテーマソングなど、耳馴染みのあるメロディを選ぶと練習しやすいですよ。
基礎をしっかり固め、ステップを順に踏みながら、少しずつ難易度を上げていくことが上達への近道です。
こちらの記事では、初心者向けの曲を紹介しています。
譜読みが上手くなる方法
ここからは、「楽譜が読めないけど、できれば読めるようになって、楽譜を見ながらピアノを弾いてみたい・・・」という方のために、「譜読みが上手くなるコツ」を解説します。
音符の読み方や、楽譜を使って弾くコツを学んで、少しでも譜読みができるようになれば、ピアノの演奏の幅がグッと広がり自信にもつながりますよ!
音符を覚えよう

楽譜を読むためには、まず音符を覚えることが大切。音符には、ドレミファソラシドの音の高さ以外にも、長さの情報も含まれているほか、右手と左手で音符の位置が違うのも知っておきたいポイントです。
五線譜に音符を書き込む練習や、音符カードと呼ばれるグッズを使うのもおすすめ。例えばこちらの商品は、シンプルなデザインでつくられているので大人でも抵抗なく使えますよ。
記号を覚えよう
音符をある程度覚えたら、次は強弱記号や表現方法を指示する記号に注目してみましょう。
楽譜をよく見ると、さまざまな記号が使われていて、これらの記号を覚えることで、ただピアノを弾くだけでなく、表現が豊かになって演奏がスキルアップしていきますよ。
こちらの記事では、楽譜に使われている記号について解説しています。
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視線を先に進める練習をしよう
「視線を先に進める練習」とは、目の前の音符だけでなく、少し先の音符や記号も意識する練習方法のことです。
楽譜を読むのが苦手なうちは、目の前の音符を追いかけるのに精一杯で、次の音符や曲調の変化に気づきにくく、演奏がぎこちなくなりがち。例えるならば、車の運転で目の前だけを見て運転しているようなものです。
楽譜の少し先を意識して練習することにより、次に来る音符や休符、強弱記号、速度変化に向けて心の準備ができ、演奏がスムーズになります。
最初はゆっくりとしたテンポでも難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば少しずつスピードが上がり、表現力も上がるので、チャレンジしてみましょう!
右手と左手別々に練習しよう

ピアノは、右手と左手で違う動きをするので難しく見えると思いますが、独学でも両手で弾けるようになるコツがあります。
まずは、どんなに簡単な曲でもいきなり両手で弾くのではなく、右手と左手別々に練習し、それぞれの指の動きをしっかりマスターしてから両手で合わせて弾いてみるのがおすすめ。地道な努力が、上達への近道ですので、焦らずにじっくり練習してみてくださいね。
両手で弾くコツについては、こちらでも詳しく解説しています。
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ドレミ付きの楽譜集で練習しよう
初心者向けの楽譜集の中には、ただ簡単な曲を集めただけではなく、譜読みが苦手な方向けに、ドレミ表記有りのものがあるということを知っていますか?
ドレミ付きの楽譜を使うことで、音符がなんの音を表すのかが一目で分かるので、頭で考えながら弾く必要がなく、自然に楽譜を読む力がついていきますよ。
例えばこちらの楽譜集は、ドレミ付き以外にも、譜面を見やすくしたり、曲を短くしたり、また、黒鍵を少なくするアレンジが加えられているので、初心者の方でもチャレンジしやすいですよ。
J-POP・アニメソング・映画音楽・ジャズ・クラシックなどの幅広いジャンルの曲が収録されているので、飽きずに練習ができるのもうれしいポイントです。
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よくある質問

いつまでたっても楽譜が読めないのはなぜですか?
いくら楽譜を読む努力をしても「いつまでたっても楽譜が読めない・・・」と悩んでいる方もいるかもしれません。
実は、楽譜が読めない原因として、音符や記号の意味を理解していない、練習不足、という理由のほか、障害の特性によって、五線譜に並ぶ音符を読むことが難しいという場合もあります。
あくまでも一例ですが、楽譜を読むことが難しい障害には以下のようなものがありますよ。
障害の名称 |
楽譜が読めない原因 |
失音楽症 |
音程の認識など音楽に関する機能が一部、もしくは全て失われている。 |
視覚障害 |
視野が狭い、近くが見にくい、ぼやけて見える、など。 |
学習障害(LD) |
普通の文字に加え、音符や記号の形が歪んで見えたり、重なって見えたりする。 |
注意欠如多動性障害(ADHD) |
集中力が続かない、複数の情報を処理するのが難しい。 |
楽譜が読めない障害があってもピアノは弾ける?
先天的な発達障害や視覚障害があると、楽譜が読めない、覚えられないという状態になることがありますが、教材に工夫をしたり、聴いて曲を覚えたりすることで、ピアノを演奏することは可能です。
例えば、楽譜は大きくて見やすいものを選ぶ、白地に黒い音符では見にくい場合は譜面にカラーフィルムを当てて使う、ピアノを弾く前にドレミでメロディを歌って覚える、などを工夫することで練習がうまくいく場合がありますよ。
自分が何の原因で楽譜が読めないのかを分析し、自分に合った学習方法を見つけるのがセオリーではありますが、大切なのは「ピアノを楽しむこと」楽譜を読むことにこだわりすぎないようにしましょう。
楽譜が読めないピアニストはいますか?
楽譜を読めない、もしくは苦手だけれど、工夫して練習することでピアノを弾けるようになったピアニストは、世界中にいて、日本でも活躍している人がいますよ!
例えば日本人では、生まれつき視覚障害を抱えている辻井伸行さん、自閉症スペクトラム症をもつ野田あすかさんなどが有名ですが、特に驚きのエピソードをもつのは、のり漁師のピアニスト、徳永義昭さん。
徳永さんは52歳のときにフジコ・ヘミング氏の『カンパネラ(La campanella)』をテレビで聞き感動して弾きたくなり、今まで楽譜を読むどころか全く触ったこともなかったピアノを独学で始めました。
毎日何時間も練習を重ね、ピアノを始めて7年後、ついにテレビ企画にてフジコ・ヘミング氏の前で『カンパネラ(La campanella)』を演奏するという夢を叶えました。
大人だからこそ、ピアノを学ぶことで新たな喜びを見つけられるもの。「もう大人だし楽譜も読めないし・・・」と諦めずに、大人だからこそ、ぜひピアノの世界に飛び込んでみてほしいと思います。
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まとめ
この記事では、楽譜が読めない方でもピアノを弾けるようになる方法を紹介しました。
楽譜が読めないからといって、ピアノを弾くことをあきらめる必要はありません。
最近はいろいろな独学方法があり、耳コピや特別な教材を利用するなどの方法で、楽しく練習を続けられます。
音楽が持つ力は大きく、毎日に癒しや楽しみをもたせてくれるので、ぜひ、ピアノにチャレンジしてみてくださいね!