「子供に音楽の習い事を考えているけど、何がいいんだろう」
「何歳から始めるのがいいのかな…」

音楽といってもいろんな種類があるし、始める年齢も気になる。そう考えている方が多いのではないでしょうか。できれば、子供の成長に繋がるような習い事を見つけたいですよね。

本記事では、アンケートを元に、それぞれの楽器について解説します。また、始めるのに適している年齢や、音楽を習うことによって得られる効果についても、わかりやすく説明します。

きっと子供にぴったりの音楽の習い事が見つかります。ぜひ、最後まで読んでくださいね!


  • 監修:大谷美緒3歳からピアノを習っていた経験から、多くのこどもに音楽を好きになって欲しいと思い、0歳からのリトミック教室「マハロミュージック」を開講。

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  • ガイド:edy編集部音楽の魅力を多くの人々に伝えることを目指し、誠意を持って発信中!専門家の協力のもと、楽器や音楽に関する詳細な情報や実用的で価値あるコンテンツをお届けします。

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人気の音楽の習い事7選!

ピアノ

ピアノは音楽の習い事の王道と言えるでしょう。その人気の理由は、基礎的な音楽理論を学べることや、両手を使うことで脳の発達を促進する効果があるからです。

ピアノ教室の費用相場は月額5,000円〜。レッスン内容は通常、楽譜の読み方や基本的な演奏技術の習得から始まり、徐々に難易度の高い曲にチャレンジしていきます。

最近では、グループレッスンを選択できる教室も増えてきました。個人レッスンよりも安価で、他の生徒さんと切磋琢磨できる環境が魅力です。

また、たくさんの教室があるため、オンラインレッスンや出張レッスンなど、様々な受講スタイルから選べるのも特徴ですね。

例えば、忙しい家庭には自宅でレッスンを受けられる出張レッスンがおすすめです。また、遠方にお住まいの方や、柔軟なスケジュールを求める方には、オンラインレッスンが適しているかもしれません。

ピアノは長く続けられる楽器なので、お子さまの成長に合わせて、適切なレッスン方法を選んでいけるのも魅力の一つですよ。

ピアノ講師:大谷

ピアノは低年齢から習い始めやすいので、子どもが飽きないように長く楽しく続けられる環境を維持することが大切。ピアノ教室の先生との相性も重要です!

ピアノを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子供が楽しみにしていることは何ですか?

「先生と遊びながら好きな音楽をピアノで弾くこと」

「1曲をうまく弾けるようになった(仕上がった)時に先生からシールをもらえることを楽しみにしています」

「日々、練習していく中で、できることや弾ける曲が多くなり、先生から次の課題曲をもらうことを楽しみにしています」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「先生からすすめられ初めてコンクールに挑戦した時に、子供は頑張って毎日練習をしていました。そのおかげで賞をとることができたのですが、その時の子供の笑顔を見てすごく親として嬉しかったです」

「幼稚園の発表会でピアノ関連の楽器に選ばれること。レッスンに行かないと言われた時はしんどいけど頑張って来て良かったなと感じることの方が多いです」

「ピアノのコンクールまでの道のりが大変でした。毎日ピアノ室を借りて練習したり、モチベーションを保ったり、親子で努力の毎日でした。その成果があって金賞をとれて本当にうれしかったです」

Q.ピアノを習ったことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「毎日コツコツと集中して練習するようになったので、努力を続ける習慣を身につけたと思います」

「何事にも前向きに取り組む姿勢になれたことです。そして上手く行かなくても何度も何度も挑戦するようになり、それらの成長を感じる事が出来ます」

「集中力がつき、さらに何かを続けるという継続する力もついた。また、親でない別の大人から褒めてもらう機会がふえたため、自己肯定感があがった気がする」

「シールをもらえるのが楽しみ」という声がありました。やっぱり頑張った結果が目に見えるのは、子供にとってうれしいことですよね。子供向けの教室では、このようなレッスンを楽しくするためのさまざまな工夫がされています。「何事にも前向きに取り組む姿勢になれた」という意見も!ピアノを通して、大切な力が育まれているようですね。

ヴァイオリン

ヴァイオリンは、その美しい音色と表現力豊かな演奏で人気の楽器です。クラシック音楽の代表的な楽器ですが、ポップスやジャズなど幅広いジャンルでも活躍しています。

ヴァイオリンレッスンの費用相場は月額8,000円〜。初めは正しい姿勢や弓の持ち方など基本的な技術を学び、徐々に音程やリズム、表現力を磨いていきます。

レッスンでは、個人指導が一般的です。細かな技術指導が必要なため、先生の目が行き届く環境が重要なんですね。また、アンサンブルの機会を設けている教室もあり、協調性や音楽性を育むのに役立ちます。

ヴァイオリンは早期教育にも適していると言われており、3歳頃から始める子供も少なくありません。ただし、楽器のサイズを子供の成長に合わせて変えていく必要があるので、その点は考慮が必要です。

子どもの習い事にヴァイオリンを検討している方は下記記事も参考にしてくださいね。
【何歳まで?】子供にヴァイオリンを習わせるなら早期教育がオススメ

ヴァイオリンを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子どもが楽しみにしていることは何ですか?

「音を気にせず、思いっきりバイオリを弾くことができる。先生に褒められたり、少しずつ難しい曲や自分の弾きたい曲を弾けるようになるのが楽しいみたいです」

「弾ける曲が増えることや発表会でみんなの前で演奏すること」

「コンサートやジュニアオーケストラがあるので、その為に練習をする事やコンサートで演奏する事自体を非常に楽しみにしています」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「礼儀正しくなったり、物を大切にするようになったこと」

「習い始めた頃に比べて格段に上手くなったこと。音がすごい響くので練習できる場所や時間も限られてしまうこと」

「子供と一緒に開催されている音楽のコンサートへ行く機会が増えたので、親としてもコミュニケーションが深まったのは大変嬉しく感じています」

Q.ヴァイオリンを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「集中力が身についた。人前でも緊張しないで自分の思いを伝えられるようになった。自分に自信がついたように見えました」

「明らかに集中力や向上心が身に付きました」

「子供に度胸が付き、音楽の幅が広がったこと。集中力や忍耐力が高まり、美意識が強まったように感じます」

ヴァイオリンは、ピアノのサイズと比べると随分小さいのですが、かなりしっかりした音が出ます。そのため、ご家庭の方で練習できる場所や時間を工夫しているようですね。ジュニアオーケストラに入っている方もいらっしゃいました。楽器を持ち寄ってアンサンブルや合奏を楽しめるのは、ヴァイオリンの魅力の一つですね。

リトミック

リトミックは、音楽を通じて心と体を育む教育法です。特に幼児教育の分野で注目されており、2歳児からできる音楽の習い事として人気があります。

音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感や協調性を育み、音楽を通して感情表現をすることで、豊かな感性を育みます。音楽に合わせて動物の真似っこをしたり、即興で音を奏でる活動などを通して、子供の自由な発想力や創造力を育む効果も期待できます。

リトミックの費用相場は月額5,000円〜。レッスン内容は、音楽に合わせて体を動かしたり、リズム打ちをしたり、歌を歌ったりと、遊びの要素を取り入れながら音楽の基礎を学びます。

グループレッスンが主流で、他の子供たちと一緒に活動することで、社会性も自然と身につきます。また、親子で参加できるクラスもあり、お子さまとの絆を深める良い機会にもなりますよ。

リトミックは楽器演奏のための基礎力を養うだけでなく、集中力や創造性、表現力の向上にも効果があると言われています。将来的に他の楽器を始める際にも、大いに役立つ経験となるでしょう。

リトミックについてもっと詳しく知りたい方は下記記事もご参照ください。
【リトミックとは】教育のプロが効果や目的を簡単に解説!

ピアノ講師:大谷

私の教室では0歳から参加可能なクラスもあり、ピアノなど次のステップの重要な基礎になるリズム感や音感を自然と楽しく身につけることができるので、最初の習い事としても大変おすすめです!

リトミックを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子どもが楽しみにしていることは何ですか?

「レッスンはいつも、お友達と楽しくやってました。リトミック時にも発表会があり、こちらも先生と一緒に楽しくやっでした」

「音楽が好きなので歌を聴きながら自由に動いたり、ピアノの音に合わせて歩いたり止まったりすること。リトミック全般が楽しみな様子」

「歌うのが増えて行くのが楽しそう。今日何するのー?っていつも聞いてくるので、楽しみにしているんだなと感じています」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「親以外の人、先生や友達と関係を築けていること。大変なことはイヤイヤ期で家を出るのが大変なこと(教室につけば楽しく行う)」

「楽しそうに音楽に取り組む姿勢は、見ていて嬉しかったです」

「習い事に通わせる事で、子供だけでなく新しく保護者同士での横の繋がりも出来たので、交流の幅が広がったのはとても嬉しく感じています」

Q.リトミックを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「新しい友達ができたこと」

「リズムパターンなど、音楽の基礎は、少し身についたのかなと思います。リトミックに通ってた子と仲が良くなったのも、良かったです。今もピアノを続けてます」

「家族で一緒に歌を歌ったり、音楽を一緒に楽しめるようになりました」

「今日何するのー?っていつも聞いてくる」という声がありました。楽しみにしている様子が伝わってきて、とてもほほえましいですね。年齢的にはイヤイヤ期で大変なご家庭もあるかと思います。そんななか、親子で楽しみながら交流の幅を広げられるのは、とてもうれしいですね。「家族で音楽を楽しめるようになった」という声も!

ギター

ギターは、幅広い年齢層に人気の楽器です。アコースティックギターやエレキギター、クラシックギターなど、様々な種類があり、多彩な音楽ジャンルに対応できるのが魅力です。

ギター教室の費用相場は月額3,000円〜。レッスン内容は、まず基本的なコードの押さえ方やストロークの技術を学び、簡単な曲の演奏へと進んでいきます。

多くの教室では個人レッスンを行っていますが、グループレッスンを提供している所もあります。個人レッスンでは、生徒の進度に合わせた丁寧な指導が受けられる一方、グループレッスンでは他の生徒との交流を通じて、モチベーションを高められるメリットがあります。

ギターは持ち運びが比較的容易で、自宅での練習もしやすい楽器です。また、YouTubeなどでの独学も可能ですが、正しい姿勢や技術を身につけるには、やはり専門家の指導を受けることをおすすめします。

最近では、オンラインレッスンを提供する教室も増えてきました。時間や場所の制約が少ないため、忙しい方や遠方にお住まいの方にも人気です。ギターは年齢を問わず始められる楽器なので、お子さまと一緒に始めるのも良いかもしれませんね。

ギターを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子供が楽しみにしていることは何ですか?

「好きなアーティストの曲を先生と一緒に演奏したり、新しいコードをマスターできたときには、いつも以上に弾き込む姿が見られます。最近では、オリジナル曲作りにも挑戦しており、自分のアイデアを形にしていくことに大きな喜びを感じているようです」

「娘はあいみょんの大ファンでギターを始めたので、特にそのあいみょんの楽曲を題材に使われている際のレッスンはとても楽しみにしています」

「自分の好きなアーティストの楽曲をかっこよく弾くようになることを想像しながら、楽しく頑張っています」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことは?

「好きな曲を自分で弾けるようになった時の喜びようは、親としてこれ以上ない幸せです。一方で、楽器のメンテナンスや新しい教本の購入など、思っていた以上に費用がかかることに驚きました」

「ギターの腕前が上達するにつれて、自分に自信がついたのでしょう。なんでも積極的にチャレンジするようになり、子供の変化を強く感じます。親としてはもう、嬉しい限りですね」

「自分も昔からギターをしていたので、娘からもう少し上達したらセッションをする事を目標にして頑張ると言われたのは嬉しかったです。ただ、ギターは本当に根気が必要で指も痛くなるので、モチベーション維持が出来るように協力するのは大変でした」

Q.ギターを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「それまでは消極的な姿勢があった息子ですが、ギターを習い始めてから自分に自信がついたようで、何事にも自らチャレンジするようになった」

「自分の今の実力でその目標に到達できるかどうかを考えるようになった」

「子供の感性が磨かれ、忍耐力が鍛えられたと感じます」

ギターは好きなアーティストの曲を弾くために頑張っている方が多いようです。人気の曲が弾けたら、友達からも一目置かれそうですね。「自信がついた」「積極的になった」といううれしい変化に、喜ばれている親御さんもいらっしゃいました。親子でのセッションを目標にされているご家庭も!実現が楽しみですね。

ドラム

ドラムはリズム感を養い、ストレス発散にも効果的な楽器として人気があります。バンド演奏の要となる楽器で、音楽の基礎であるリズムを全身で感じ取ることができます。

ドラムレッスンの費用相場は1回4,000円〜。初めは基本的なビートの叩き方やスティックの持ち方を学び、徐々に複雑なリズムパターンや曲の演奏へと進んでいきます。

レッスンは主に個人指導で行われます。ドラムは大きな音を出す楽器なので、防音設備の整った専用のスタジオで練習することが多いため、自宅での練習が難しいという点は考慮が必要です。

ただし、最近では電子ドラムの性能も向上し、ヘッドフォンを使用すれば自宅でも静かに練習できるようになりました。レッスン以外の時間にも練習したい方には、電子ドラムの購入をおすすめします。

ドラムは体力も使う楽器なので、子供の体格や体力に合わせて始める時期を考えるのが良いでしょう。一般的には小学校中学年くらいから始める子供が多いようです。

ドラムを習うことで、リズム感だけでなく、集中力や協調性も養えます。将来的にバンド活動をしたい子供にもおすすめの楽器ですよ。

ドラムを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子供が楽しみにしていることは何ですか?

「ドラムは私(父親)の影響で始めたが、自分自身の好きな曲やバンドもできてきて、友達らとコピーバンドを組んでライブをする事が今一番楽しみみたいです」

「先生と相性が合っていて、先生と会うのが楽しみだったようです」

「できないことができるようになる喜びを味わっています。自分が出す音がいかにカッコよくできるかなど考えてやってます」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「リズム感がよくなったことと、いろいろな曲が聞きたいといって、積極的になってきたところがうれしかったです」

「楽しそうに、いろいろなものを叩いているのを見るのは嬉しいです」

「私(父親)が昔から好きなバンドは洋楽メインであり、CDコレクションも2,000枚くらいある中で、子供が興味を持ってそのCDを借りていき、ドラム教室の中でも友達らの中で流行らせてその曲のコピーをする事になった時」

Q.ドラムを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「リズム感が身につき、友達に披露したり、家族でミニ音楽会を開いたり、音楽がより一層好きになったようです」

「音楽が共通の友達がたくさんでき、洋楽メインで聞いているのもあり英語の学力も付いてきた」

「音楽に対する気持ちは変わったと思います。いろいろな楽器が気になり出しています」

「リズム感が身についた」という声がありました。リズム感は、すべての音楽にかかわってくる大切な力。カラオケやダンスなどさまざまな場面で必要になるので、子供のうちから身につけられるのはうれしいですね。親子で趣味を共有している方もいらっしゃるようです。共通の趣味があれば、親子のきずなも深まりそうですね。

ボーカル

ボーカルレッスンは、歌うことが好きな子供たちに人気の習い事です。歌は自己表現の素晴らしい手段であり、感情表現力や自信を育むのに役立ちます。

ボーカルレッスンの費用相場は月額5,000円〜。レッスン内容は、まず正しい姿勢や呼吸法、発声技術の基礎を学びます。その後、様々なジャンルの曲を通じて、表現力や音程の正確さを磨いていきます。

多くの教室では個人レッスンを行っていますが、グループレッスンを提供しているところもあります。個人レッスンでは、生徒の声質や課題に合わせた細やかな指導が受けられます。一方、グループレッスンでは、他の生徒の歌を聴くことで刺激を受けられるメリットがあります。

ボーカルレッスンの特徴は、特別な楽器を必要としないことです。そのため、初期投資が少なく、自宅での練習も容易。また、歌うことは言語能力の向上にも繋がるため、幼児期から始めるのも良いでしょう。

最近では、カラオケボックスを利用したレッスンや、オンラインレッスンを提供する教室も増えています。場所や時間の制約が少ないため、忙しい方にも人気があります。

ボーカルレッスンは、歌唱力向上だけでなく、自己表現力や自信の育成にも効果があります。将来、人前で話す機会が多くなっても役立つスキルを身につけられる素晴らしい習い事ですよ。

ピアノ講師:大谷

私のピアノの生徒さんにミュージカル俳優を目指しているお子様がいて、ピアノのレッスンの中でも楽譜を読み解く練習や、どんな音色で表現したらいいかと一緒に考えています。表現の幅を広げるために複数ジャンルを学ぶのもおすすめです!

ボーカルを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子供が楽しみにしていることは何ですか?

「ボイトレの先生がとても明るくていつもテンションが変わらない方なので、先生に会えるのが一番楽しいと言っています」

「ボーカルレッスン自体をとても楽しみにしていますが、特に同じスクールに通っている、学校とはまた別な友達に会えるのを毎回大変嬉しそうにしています」

「よく褒めてくれる先生なので喜んで通っています。先生や友達に歌が上手いと褒められるのも嬉しいようです」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「継続性がない子供だったので、1年以上継続して通っていることが嬉しいです。大変なのは送り迎えです。週に1回車で30分かけて送り迎えしています」

「親子面談で、学校の合唱の発表会で、音が取れるので中心的存在として頑張っていたと褒められ、日々の頑張りが報われているのだなぁと嬉しくなりました」

「元々恥ずかしがりで人見知りをしやすい子供でしたが、習い事を始めてからは明らかにコミュニケーション能力が高まり性格まで明るくなりましたし、友達も増えたので親としてはそれが最も嬉しく感じています」

Q.ボーカルを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「人見知りが改善されて度胸が付いた。性格が明るくなった」

「継続力が身に付きました。ボイトレはもちろん、学校の勉強や宿題に対する姿勢も変わりました」

「内向的で、喋る声も小さなタイプだったのですが、自信がついてきたのか、人前で発表したりする際にはきはきと声も大きく話すようになり、堂々としていることが多くなったと思います」

ボーカルの習い事では、精神面での成長につながったという声が印象的。「人見知りが改善された」「はきはきと大きな声で話せるようになった」そんな声が見られました。合唱の発表会で中心的存在として活躍し、褒められた子供もいるようです!褒められる経験が増えれば、自然と自己肯定感も育まれます。

サックス

サックスは、その魅力的な音色と表現力豊かな演奏で人気の管楽器です。ジャズやポップス、クラシックなど、幅広いジャンルで活躍する楽器として知られています。

サックスレッスンの費用相場は月額8,000円〜。レッスン内容は、まず正しい姿勢や息の吹き込み方、指の動かし方など基本的な奏法を学びます。その後、音階練習や簡単な曲の演奏へと進み、徐々に表現力や技術を磨いていきます。

レッスンは主に個人指導で行われます。サックスは繊細な楽器なので、一人一人の口の形や息の強さに合わせた細やかな指導が必要なんです。ただし、アンサンブルの機会を設けている教室もあり、他の楽器との合奏を楽しむこともできます。

サックスは比較的大きな音が出る楽器なので、近隣への配慮が必要です。そのため、多くの生徒さんは教室や音楽スタジオでの練習が中心となります。ただし、最近では消音器具を使用することで、自宅でも静かに練習できるようになりました。

サックスを始める適齢期は、一般的に小学校高学年から中学生くらいと言われています。これは、ある程度の肺活量と指の長さが必要なためです。ただし、子供用のサックスもあるので、興味を持った時期から始めるのも問題ありません。

サックスを習うことで、呼吸法や指の細かい動きを鍛えられるだけでなく、音楽性や表現力も豊かになります。独特の音色を持つ楽器なので、演奏する喜びも大きいですよ。

サックスを習っている子どもをもつ親の声を聞いてみた

Q.習い事をする中で、子供が楽しみにしていることは何ですか?

「元々ピアノをならっていらのですが、中学校で吹奏楽部に入り、極めたいと言ってサックスを習い始めました。みんなで演奏することが楽しいようです」

「今まで弾けなかった曲を弾けるようになること。また楽譜が読めるようになること」

「息子はサックスのレッスンが待ち遠しくて仕方がないようです。特に、新しい曲を先生と一緒に演奏したり、アンサンブルで他の生徒さんと合奏するのが大好きで、毎回レッスン後には今日覚えたフレーズを何度も練習しています」

Q.親目線でうれしかったことや大変だったことはありますか?

「レッスン場が遠かったため、車での送迎が大変でしたが、週一のレッスンにもかかわらず、内容が濃いレッスンだったため、上達も目に見えて上達していったことは嬉しかったです」

「弾ける曲が増えて行った時、私たちの前で披露してくれたこと。また、発表会で成長を見れたことがうれしかったです。大変なことは、楽器の値段が少々高いことです」

「息子がサックスを始めたことで、音楽の楽しさを改めて感じています。初めての発表会では、練習の成果を堂々と披露する姿に感動しました。一方で、楽器のメンテナンスや楽譜の準備など、思っていた以上に手間がかかることも。それでも、息子の笑顔を見ると、苦労も吹き飛んでしまいます」

Q.サックスを習うことで、子どもにどのような成長や変化がありましたか?

「リズム感と音感が身につき、吹奏楽の音楽を聞く機会が増えました」

「同じことを繰り返す練習や目標に向かって努力することで、集中力や忍耐力が養われました」

「自己表現が上手くなったと思います。元々過度に緊張するタイプでしたが、本番が始まると落ち着いて演奏することができます。サックスを習わせて良かったです」

吹奏楽部への入部をきっかけに習い始めたという方がいらっしゃいますね。ピアノやバイオリンほど触れる機会が多くないので、「部活動で初めてサックスを見た」という方も多いかもしれません。アンサンブルや合奏を楽しんでいるという声も。サックスが吹けると、吹奏楽だけでなく、ジャズ、ロックなどさまざまなジャンルで活躍できますよ。

【年齢別一覧表】音楽の習い事にはどんな種類がある?

音楽の習い事には、ピアノやヴァイオリン、リトミック、ギター、ドラム、ボーカル、サックス以外にもたくさんの選択肢があります。年齢別に始められる音楽の習い事を表にしてご紹介します。

【年齢別一覧表】音楽の習い事にはどんな種類がある?

※年齢はあくまでも目安
※教室ごとの方針もあるのでその先生に従うことが大切

子供に音楽を習わせるなら何歳から?

音感・リズム感が身につく

「音楽の習い事はいつから始めればいいの?」

そうお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。子供の才能を最大限に伸ばすためには、適切なタイミングで習い事を始めることが大切です。

音楽の習い事は7歳未満で始めると、特に基礎的な音楽能力が発達しやすく、その後の音楽スキルの向上に効果的。早期の開始が脳の発達や学習効果に良い影響を与えることが研究で示されています。

なお、楽器によっては、始めるのに適した年齢が異なります。例えば吹奏楽器は永久歯が生えそろってから、重い楽器は体格がある程度しっかりしてから始めるのがおすすめです。

お子さんの様子を見ながら、無理のない範囲でスタートすることが大切です。

ピアノ講師:大谷

「来年年少さんになるんですが……」とピアノの体験レッスンにいらっしゃる方は少なくありません。もちろんピアノのレッスンも可能ではありますが、最初は「音楽って楽しい!」と子供自身がわくわく楽しめるリトミックのレッスンと併用をして徐々にピアノにステップアップしていくことをおすすめしています。

参考:Contributions of age of start, cognitive abilities and practice to musical task performance in childhood. Kierla Ireland , Thanya A. Iyer, Virginia B. Penhune. April 25, 2019.

音楽の習い事をさせるメリット

音楽の習い事をさせるメリット

子供の才能を伸ばしたい、どんな効果があるのか知りたい、本当に習わせるべきなのか迷っている……そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は、音楽の習い事には、想像以上に多くのメリットがあるんです。単に楽器が弾けるようになるだけでなく、お子さまの全人的な成長を促す効果があることが、最新の研究で明らかになっています。

具体的にどんな効果があるのか、以下の3つの観点から詳しく見ていきましょう。

音感・リズム感が身につく

音楽の習い事を通じて、子供の音感やリズム感が自然と身についていきます。これは単に音楽を楽しむだけでなく、日常生活にも大きな影響を与えます。

例えば、音感が良くなることで、言葉のニュアンスや抑揚をより正確に捉えられるようになり、コミュニケーション能力の向上につながります。また、リズム感が養われることで、体の動きがスムーズになり、スポーツなどの身体活動にも良い影響を与えます。

さらに、音楽を通じて感情表現の幅が広がります。喜びや悲しみ、怒りなど、様々な感情を音楽で表現することで、自己表現力も豊かになっていきます。

このように、音感・リズム感を養うことは、子供の総合的な能力向上に大きく貢献するのです。

ピアノ講師:大谷

最初はモジモジしていた子供達も、ダンスで表現してみたり、言葉をリズムに変換して打楽器で演奏したりと自発的に表現できるようになるなど、音楽を楽しみながら日々成長していく様子を見ることができますよ!

言語能力が向上する

音楽の習い事が言語能力の向上に繋がるという、興味深い研究結果があります。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが2018年に発表した研究によると、音楽レッスンを受けた子供たちは、言語スキルの向上が見られたそうです。

この研究では、4〜5歳の子供たちを対象に、音楽レッスンを受けるグループと受けないグループに分けて比較しました。その結果、音楽レッスンを受けたグループの子供たちは、言葉の音節を識別する能力が向上し、言語処理能力が改善されたのです。

研究者たちは、音楽と言語には多くの共通点があると指摘しています。例えば、音の高低やリズム、音のパターンを認識する能力は、言語の習得にも重要な役割を果たします。

つまり、音楽を学ぶことで、言葉の音やリズムにも敏感になり、結果として言語能力の向上につながるのです。これは、読み書きの能力向上や、外国語の習得にも良い影響を与える可能性があります。

参考:How music lessons can improve language skills. Anne Trafton | MIT News Office. MIT News. June 25, 2018.

運動能力が向上する

運動能力が向上する

音楽の習い事は、運動能力の向上にも効果が期待できます。

マギル大学(カナダ)の研究によると、幼い頃に音楽のレッスンを受けた子供は、そうでない子供に比べて、脳梁と呼ばれる、脳の左右半球をつなぐ神経線維の束が太くなっているという結果が出ています。

脳梁は、脳の左右半球の情報伝達をスムーズにする役割を担っており、これが太くなることで、運動能力や空間認識能力が高まると考えられています。

例えば、ピアノを演奏する際には、楽譜を見ながら両手を動かし、さらにペダルも操作するなど、高度な動きが求められます。

このような複雑な動きを繰り返し練習することで、脳の様々な領域が活性化され、運動能力の向上に繋がると考えられています。

音楽を通して脳全体をバランス良く使うことで、運動能力の発達にも良い影響を与えると言えるでしょう。

参考: Early music lessons boost brain development. McGrill. 12 February 2013.

親子で学べる習い事もおすすめ!

親子で学べる習い事もおすすめ!

最近は、大人になってから趣味として音楽の習い事を始める人も増えています。そんな中、親子で一緒に音楽を学ぶという選択肢も注目を集めています。

例えば、お父さんやお母さんがピアノを習い始め、お子さまとの連弾を楽しむ。あるいは、親子でギターを学び、一緒にアコースティックセッションを楽しむ。このような親子での音楽活動は、単なる趣味以上の価値がありますよね。

一緒に練習することで、お互いに刺激し合い、上達のモチベーションを高め合えます。また、演奏を通じてコミュニケーションを取ることで、言葉では表現しきれない感情を共有することができます。

さらに、親子で同じ目標に向かって努力する過程は、強い絆を育みます。音楽を通じて喜びや達成感を共有することで、親子関係がより深まるでしょう。

音楽は世代を超えて楽しめる素晴らしい趣味。親子で音楽を学ぶことで、新たな家族の思い出を作り、素晴らしい経験を積むことができますよ。

ピアノ講師:大谷

近年、私の音楽教室にも「孫と一緒にピアノを弾きたいから」という理由でレッスンを受けに来る方も増えてきています。脳トレにもなり一石二鳥なので、ぜひ家族みんなで音楽を楽しみましょう!

まとめ

この記事では、音楽の習い事を始めるメリットや、習い事の種類、始めるのに適した年齢などについて解説しました。

音楽の習い事は、子供の才能を伸ばすだけでなく、様々なプラスの効果をもたらします。

この記事を参考に、お子さまにぴったりの音楽の習い事を見つけ、音楽を通して豊かな感性を育んであげてください。まずは、体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。