【アマオケはつらいよ】オーケストラ運営の悩みと対策【マネジメント編】

                                   
演奏会
公開日時:2020/03/15
 
更新日時:2020/03/19
                       

オーケストラは他の音楽形態よりも圧倒的に人数が多いことから、その分、運営陣の業務的負担が大きくなります。

特に問題になるのが、以下の3つです。

運営資金面
マネジメント面
広報活動

当記事では、上記の問題から広報活動に的を絞り、集客が困難になる原因、そして効果的な広報手段についてお話をして行きます。

 

オーケストラは人間関係が問題になりやすい

オーケストラは大人数編成という形式上、人間関係が他の形態よりも重大な問題になりがちです。

一見団結しているように見えても、内情は演奏者と運営陣の間で温度差が生まれることもしばしば。

演奏者と運営陣の間で温度差があると、ルールが適切に守られなかったり、連携が上手く行かなかったりと、実務に問題が生じてしまうことが多いです。

特にルールの違反については悩みどころになります。

筆者が運営に関わっていたオーケストラも、当時はルール違反が常態化しており、健全な運営がままならない状態でした。

 

毎度の演奏会で頭を悩ますトラ問題

オーケストラの運営で特に困ったのが、団員がトラを確保できないという問題です。

先述したオーケストラでは、リハーサル、本番問わず事情によって参加できない場合はトラを立てるルールだったのですが、トラを見つけられないというケースが多発していました。

結果的に運営陣が何とかトラを確保していましたが、毎回そのようなことが起こると運営陣の負担が増えてしまい、健全な運営ができなくなってしまいます。

さらに、そのオーケストラでは、重大なルール違反は除籍処理をすることになっていたのですが、団員の補充もままならない状況での除籍は、人員不足へと問題がシフトしてしまうため、責任者が除籍に踏み出せないという状態が続いていました。

上記のような状態は団体として非常に危険な状態です。

中途半端な運営を行っていた結果、首が回らない状態になってしまったのです。

 

団員の当事者意識が重要

このような状態にならないためには、団員の当事者意識が重要です。

「このオーケストラは自分達のオーケストラである」という意識を持たせることが、オーケストラを健全に運営する上で最も有効な手段であると言えるでしょう。

団員に当事者意識を持ってもらう手段として有効なのが、「主席会」の設置です。

各楽器パートの団員が抱える意見や悩みを主席がまとめ、定期的に意見交換会を行うことで、組織内に根付いている潜在的な問題を表面化し、深刻化する前に解決のための施策を講じる事ができます。

各楽器パートの主席は「主席会」に参加することで自然と当事者意識が湧いてきますし、主席以外の団員も定期的に悩みや意見を聴取されれば、団体に関わっているという意識が芽生えてきます。そうして団体全体の当事者意識を底上げすることが可能です。

上記のように、実務ではない部分で、団員を運営に関わらせることで、団員の当事者意識を向上させることができるでしょう。

 

経営陣ができるマネジメント対策

経営陣がマネジメント対策として行えることは、先述した当事者意識の向上以外に、実務的な部分でも存在します。

できる対策としては、

ルールを徹底すること
団員にストレスを与えないこと

です。

上記の対策を具体的に書くと、以下のようになります。

団則の徹底
団員に運営面で不満を与えない

詳しく見ていきましょう。

 

団則の徹底

まず行える対策は団則の徹底です。

定められた団則を団体内にしっかりと浸透させ、やむを得ない事情でない限りは例外を許さないようにすることで、先述したような中途半端な運営を防ぐことができます。

当然、団則を徹底させるのであれば、団則の内容をブラッシュアップする必要があります。

基幹となるルールの設定はもちろん、例外の処理方法やペナルティに至るまで、徹底的に吟味して練り上げましょう。

団則を作成する際は、ネット上などでダウンロードできる契約書などの書類を参考にして、どのようにしたら抜けがなくなるか、例外はどの程度まで認めるかなどの感覚を身に付けておくことがおすすめです。

穴のない団則を作り、組織内にしっかりと浸透させることで、感情による恩赦や対応の差が生まれるなくなるため、運営と団員がお互い祖語のない活動を行えるようになります。

 

団員に作業面で不満を与えない

もう1つの対策は、団員に実務面でのストレスを与えないことです。

譜面の配布やリハーサル場所の確保、告知などが遅れると、団員には一定のストレスを与えてしまいます。

1つ1つのストレスは小さくても、塵も積もれば山となるように、挙げたようなことが繰り返されるうちにだんだんとストレスが溜まっていき、最終的には運営への反発に変わってしまうのです。

団員に反発意識が生まれてしまうと、オーケストラの健全な運営は困難になり、当事者意識の共有や団則の徹底が難しくなってしまいます。

逆に言えば、運営におけるストレスを与えず、「主席会」などを通して団員と密なコミュニケーションを取るようにすれば、各々がルールを守るようになり、オーケストラの活動が楽になっていくでしょう。

団員が運営に不満を持つ理由を与えないことが、健全なオーケストラを運営する最大のコツとなります。

 

まとめ:感情的なマネジメントには注意しよう

オーケストラマネジメントについてお話ししてきました。

オーケストラの運営をスムーズにするためには、団員のマネジメントを適切に行うことが重要です。

特に、運営陣と団員のコミュニケーションを密にし、組織全体に当事者意識を持たせる事が必要になってきます。

有効なのは、団員を部分的に運営に関わらせること。

「主席会」を設置し、定期的な意見交換会を行うことは、団員の当事者意識向上と問題の早期発見には有効となります。

加えて、団則の徹底を行い、団員にストレスを与えないようにしっかりと実務を行うことで、組織の秩序を守ることができるでしょう。

感情的なマネジメントは一時しのぎにしかならないことが多く、根本的な解決にはなりません。

組織内の仕組みやルールを改革することで、効果的なマネジメントを実施していきましょう。

健全なオーケストラ運営ができるようになれば、団員全員が演奏に集中し、クオリティの高い演奏会を開く事ができるはずです。

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