「電子ピアノが欲しいけど、価格の幅が広すぎて、どれを選んでいいのか分からな
い!」と悩んでいませんか?安すぎるものを購入して演奏に満足できなかったり、逆に予算オーバーで後悔したりするのはつらいですよね。
この記事では、電子ピアノの特徴やおすすめモデルを価格帯別に解説。また、メーカーごとの電子ピアノ価格相場を紹介しています。予算を抑えたい方向けには中古の選択肢も紹介していますよ。
初めて選ぶときにチェックするポイントもまとめました。最後まで読んで、あなたにぴったりの予算に合う電子ピアノを見つけてくださいね!

電子ピアノを価格帯別に解説

電子ピアノは価格帯によって、搭載されている機能や音質、鍵盤のタッチ感などが大きく変わります。価格が上がるにつれて、よりアコースティックピアノに近い弾き心地になっていきますよ。
予算の範囲内で目的に合った電子ピアノを見つけるのが、長く演奏を楽しむためのポイント!
ここでは、5万円未満から40万円以上まで、価格帯別に電子ピアノの特徴とおすすめモデルを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
5万円以下
まずは、「ピアノを弾きたいけど、続くか分からない、予算も抑えたい!」という方にぴったりな、5万円以下で手に入る電子ピアノを紹介します。
既にアコースティックピアノを持っている方が気軽にピアノ演奏を楽しむためのサブ機としてもおすすめですよ!
CASIO|CDP-S110
カシオのCDP-S110は、88鍵盤でしっかり練習したいけど、機能は最低限でOKという方におすすめの電子ピアノ。
グランドピアノのような自然な音色の変化を表現できるという特徴に加え、パーツの小型化、内部構造の省スペース化の技術により、奥行き23,2cmという驚きのコンパクトさを実現しています。
また、電源がACアダプタ以外に電池も使えるのですが、単三電池6本で13時間という長時間の演奏が可能なので、外出先での演奏にもぴったりです。

スリムボディでありながら、タッチにもしっかりこだわっているコスパ抜群のモデルです!
KORG|Liano
コルグのLianoは、88鍵盤ながら、幅128.2cm、奥行き 29cm、高さ 7.3cm(スタンドを含まない)と、とてもコンパクトなのが特徴。重量も6㎏と軽いので、持ち運んで使いたい方におすすめです。
引き心地は軽く心地よい打弦感が特徴ですが、スピーカーが工夫されており、本来薄型の電子ピアノには難しい、ダイナミックな低音も楽しめます。
また、カラーが6色展開で、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのもうれしいポイントです。

持ち運び用のサブ機種としても人気の高いモデルです。
こちらでは、低価格の電子ピアノの選び方や注意点を詳しく解説していますよ!
安い電子ピアノが欲しい!低価格おすすめモデル6選
5万円~10万円
次に紹介するのは、5~10万円の価格帯の電子ピアノ。習い始めたばかりの方や、気軽に演奏を楽しみたい方におすすめです。
KORG|LP-380U
コルグのLP-380Uは、置き型の電子ピアノですが、奥行きが26.1cmと、とてもスリムで、全体的にシンプルでフラットなデザインなので、お部屋の景観を損ねません。
鍵盤にも特徴があり、グランドピアノと同じく、低音部では重く、高音部にいくほど軽くなるタッチを再現、そして連打性能もよいので、演奏者の表現を損なわずに再現してくれます。
安全性も配慮されており、鍵盤カバーがゆっくり閉まる設計になっているので、子供が使う場合でも安心ですね。

鍵盤商品は楽器店で見た時よりもお部屋に入れるとかなり大きくみえてしまうので、スリムボディでもサイズ確認は忘れずに!
YAHAMA|P‐225
ヤマハのP‐225は、コンパクトで持ち運び可能、アコースティックピアノのような心地よい演奏感が得られる電子ピアノです。
グランドピアノ特有の共鳴音をリアルに再現する、独自の技術が使われているほか、ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の音色も搭載されているので、より本物に近い音の響きを楽しめます!

卓上におけるタイプなので、キーボード感覚でもご利用できます。専用スタンドを付ければ本格的なピアノ練習も可能に。ライフスタイルや演奏レベルに応じてカスタマイズできるのも大きな魅力です。
10万円~20万円
続いて紹介するのは10~20万円の価格帯ですが、このあたりから、よりアコースティックピアノに近い音と弾き心地が表現できるように、鍵盤などに工夫があるものが出てきます。
KAWAI|CA401
カワイのCA401は、限りなくグランドピアノに近い弾き心地を再現した電子ピアノで、88本の鍵盤は全て木製なことに加え、独自の加工技術により、歪みの少ない高い精密性を実現しています。
鍵盤表面にも工夫があり、グランドピアノ特有の色合いや風合いを再現した象牙調の白鍵に仕上げてあるので、指に吸いつくような手ごたえを感じられますよ。
また、ピアノらしい外観デザインに加え、カラーバリエーションが4種類もあるので、お部屋のイメージに合わせて選べるのもうれしいポイントです!

低価格帯でも、きちんとした木製鍵盤なのが嬉しいですね!電子ピアノということを忘れさせるほどの風格があります。
YAMAHA|ARIUS YDP-165
ヤマハのアリウスは、100年以上ピアノを作り続けてきたヤマハの高い技術を結集して作られた電子ピアノ。初心者から熟練者まで、広く人気があり、特にYDP-165は、調整できる椅子付きなので、子供が初めて使う電子ピアノとしてもおすすめです。
弾き心地も工夫されており、ヤマハ独自の技術により、グランドピアノの豊かな共鳴音を楽しめますよ。

お手ごろな価格でありながら、タッチ感や音質がとても良い機種です。初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
20万円~30万円
続いて20~30万円クラスの電子ピアノのおすすめを紹介します。「ピアノのレッスンに通っているけど、家でも本物に近い表現力を練習したい」という場合はこのくらいの価格帯の電子ピアノを選ぶとよいでしょう。
CASIO|Privia PX-S7000
カシオのプリヴィアシリーズはコンパクトでデザイン性抜群の外観と高い性能が特徴の電子ピアノ。特にPX-S7000はペダル付きの本格的な仕様ながら、360度どこから見てもお洒落で、まるでインテリアのようなモデルです。
専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」と連動させていろいろな設定が可能で、更にマイク機能や録音機能を使うことで、より演奏の楽しみが広がりますよ。

高いデザイン性で大人気のモデルです。もちろん、ピアノとしての機能もクオリティが高いので、見た目も機能もこだわりたい方にピッタリです!
Roland|HP704
ローランドのHP704は、本格的なピアノの基本性能を備えたHP700シリーズのなかでも高い表現力をもつ電子ピアノで、特にアコースティックピアノとデジタルピアノのよい所をミックスさせた鍵盤にはこだわりがみられます。
音の響きに関しても優れており、本体に搭載された4つのスピーカーから出る音を空間で合成することで、グランドピアノのような豊かな響きを楽しめます。
また、カラーバリエーションが4種類あるので、お部屋に合ったものを選ぶ楽しみもありますね!

こちらも大変人気のあるタイプですね。スピーカーにこだわりがあり、臨場感が味わえます!
30万円~40万円
続いては、より本物に近いタッチ感を追求する方におすすめの、30~40万円代の電子ピアノのおすすめを紹介します。鍵盤のこだわりに加え、スピーカーの数も多くなってくるので、音の響きが豊かになってきますよ!
YAHAMA|YC88
ヤマハのYC88は、ステージで演奏する方におすすめのハイクオリティ電子ピアノ。ピアニストが自然に感じるくらいの重量感とタッチ感を再現している鍵盤は、天然木の無垢材が使用されており、ヤマハ独自の技術により、高速の同音連打でも音切れがありません。
こちらは、別売りのアクセサリーとしてキャスター付きのバッグが販売されているので、持ち運んで演奏することが多い方は一緒に揃えておくと便利ですよ!

ステージピアノという種類に入りますので、シンプルな電子ピアノというよりも、シンセサイザーに近いですね!
Roland|LX-6
LX-6は、ローランド最高クラスの電子ピアノ。グランドピアノに限りなく近い音の響きと弾き心地を楽しめ、力強いフォルテッシモや非常に速いテンポといった、電子ピアノでは表現の難しい音も再現できるのが魅力です。
また、よりアコースティックピアノに近づけるために、タッチスイッチ式操作パネルの表示を全てオフにできる機能がついているので、より演奏に集中できますよ!

本格的にピアノを始めたい方向けのモデルです!本当はアコースティックがいいけど、マンションだから防音対策が必要で……という方におすすめです。
40万円以上
最後に紹介するのは、40万円以上の価格帯で、外観から機能まで、全てが最高クラスの電子ピアノのおすすめモデルです。
KAWAI|CA901
CA901は、カワイのピアノづくりの技術とノウハウが全て注ぎ込まれた電子ピアノで、88鍵全てが木製鍵盤であることに加え、鍵盤の響きや共鳴音を忠実に再現した独自の技術による、コンサートホールで演奏しているような音の響きが特徴です。
操作のしやすさもポイントで、パネルがスマートフォンの画面くらいの大きさのカラー液晶画面になっているので、より視覚的に使いたい機能を選べますよ!

カワイの中では最上級の電子ピアノです!ご試弾されたお客様はとてもご満悦でした。
CASIO|GP-510
GP-510は、カシオ最高峰の電子ピアノ。ピアノの歴史が長いベルリン、ハンブルク、ウィーンの音を再現した音源、グランドピアノの音を表現した鍵盤のシステムなど、全ての機能が研究、分析し尽されたモデルです。
外観にもこだわりがあり、全面が黒光沢仕上げ、脚元には輝くクロムゴールドのパーツ。演奏しているときも、鍵盤カバーを閉じているときも優雅な品格が感じられるつくりになっています。

こだわりの音色とタッチ感をぜひ店頭でご試弾してみて下さい!
有名ブランドごとの特徴と価格相場
電子ピアノはたくさんのメーカーで開発、製造されていますが、それぞれのメーカーによって特徴やこだわりのポイント、そして価格帯も違います。
ここでは、質のよい電子ピアノを作っていることで知られるヤマハ、カワイ、ローランド、カシオ、コルグの5つのブランドをピックアップ。それぞれで販売している電子ピアノの特徴や価格帯について、紹介します!
メーカーのこだわりポイントを知ることで、より電子ピアノ選びが楽しくなりますよ。
ヤマハ

ヤマハは、国際的にも高く評価されているアコースティックピアノのメーカーで、販売額は世界一!電子ピアノに関しても、バランスのとれた音質と自然な鍵盤のタッチ感が魅力で、さまざまなモデルがラインナップされており、多くのピアニストに愛されています。
低価格なものから高価格のものまで幅広く取り扱っているのがヤマハの特徴。家庭用、初心者向けのモデルから、ステージ用、上級者向けのモデルまで取り揃えているので、自分の演奏スタイルにぴったりの一台を見つけやすいですよ。
ヤマハの電子ピアノについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ヤマハ電子ピアノの特徴やラインナップ、機能、おすすめ機種比較などを紹介
カワイ

カワイの電子ピアノは木製の鍵盤を使ったモデルが多く、グランドピアノのような、本物に近い重みのある弾き心地が特徴。また、やわらかで深みのある音は、特にクラシック音楽を演奏する方に人気があり、コンサートやコンクールでもよく使われています。
中~高価格帯が中心で、初心者向けのモデルもそろってはいますが、プロ仕様のモデルが多めの印象です。
カワイの電子ピアノについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【カワイ電子ピアノ解説】特徴やラインナップ、機能、おすすめ機種比較を分かりやすく説明!
ローランド

ローランドの電子ピアノは、機能が充実しているのが特徴。デジタルエフェクトやBluetooth接続により、音楽をより楽しめます。音源には独自の技術が使われており、自然で豊かなピアノの音を再現していますよ。
価格帯は広く、初心者向けからプロ仕様のものまでいろいろあります。デザイン性が高いモデルが多いので、リビングに置いてもおしゃれに見えるのがうれしいですね。
ローランドの電子ピアノについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【ローランド電子ピアノ解説】特徴やラインナップ、機能、おすすめ機種比を分かりやすく説明!
カシオ

カシオの電子ピアノは、コストパフォーマンスに優れていて、特に初心者や家庭用として人気があります。デザイン性の高さもあり、通販では常に売り上げランキング上位です。
価格帯は比較的低めなので、初めての電子ピアノとして選ばれることも多いでしょう。特に、軽くてコンパクトなプリヴィアシリーズは、おしゃれなデザインとリアルな弾き心地が好評です!
カシオの電子ピアノについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
カシオ電子ピアノ・キーボードの特徴やラインナップ、機能、おすすめ機種比較などを紹介!
コルグ

コルグは、電子ピアノ以外にもさまざまな電子楽器をつくっているメーカーです。スタイリッシュなデザイン、高音質、そしてさまざまな機能をもつ電子ピアノが人気です。
音楽制作やライブパフォーマンスに適したモデルが多く、特にシンセサイザーの技術を活かした音作りが特徴。個性的な音色を楽しめるので、音楽クリエイターからも愛用されていますよ。価格帯は中くらいのものが中心で、初心者でも上級者でも選びやすいメーカーですね。
コルグの電子ピアノについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
KORG(コルグ)電子ピアノの評判やラインナップ、機能、おすすめ機種比較などを紹介!
電子ピアノを購入する際にチェックすべきこと
電子ピアノを選ぶときには、価格のほかにも確認しておくべき大切なポイントがいくつかあります。
特に、初めて電子ピアノを購入する方はこれらのチェックポイントを知っておくことで、電子ピアノ選びの手助けになりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
サイズ
電子ピアノのサイズは、持ち運びしやすいコンパクトなものから、据え置きで使う大きめのものまでさまざま。設置場所や、演奏するスタイルによってサイズを選びましょう。
例えば、マンションやアパートに住んでいる場合や、持ち運んで使うことがある場合はコンパクトなタイプが使いやすいでしょう。逆に据え置きタイプは、部屋に置けるかどうかに加えて部屋まで運べるかどうかも考えて選ぶ必要があります。
ちなみに、据え置きタイプの電子ピアノは、88鍵盤のもので幅が140〜150cmくらい、奥行きは小さめのモデルでも30cmくらいはあります。演奏用のイスを置いて無理なく弾けるようにするには、最低でも1.5m四方のスペースを確保しましょう!
鍵盤数、最大同時発音数

アコースティックピアノは通常88鍵盤。そのため、電子ピアノを選ぶときにも、特にクラシック曲を弾きたい場合には88鍵盤のものを選ぶのがおすすめです。ただし、なかには61鍵や76鍵のモデルもあるので、弾きたい曲のジャンルや目的によってこちらも検討してみましょう。
自分にぴったりな鍵盤数が知りたい方はこちらの記事を読んでくださいね!
電子ピアノ・キーボードの鍵盤数は88、76、61どれがいい?選び方とおすすめモデル紹介
最大同時発音数とは、電子ピアノの鍵盤を複数押したときに同時に出せる音の数のこと。この中にはペダルによって響く音も含まれます。
この数が多いほど、複雑な曲を音が途切れずに演奏できます。128音以上のモデルなら、ほとんどの曲に対応できるのでおすすめですよ。
拡張機能、オプション
電子ピアノには、メトロノームや録音機能など、さまざまな機能が備わっています。特にヘッドホン機能は夜間練習したい方や集合住宅に住む方におすすめ!
夜間練習の必須アイテム、ヘッドホンについてはこちらの記事で紹介しています。
電子ピアノ対応!おすすめヘッドホン6選【付属ヘッドホン使っている人は損】
また、電子ピアノには演奏に必要なものがセットで購入できるモデルもあります。スタンドやペダルが含まれているモデルなら、オプションで購入しなくてもよいのがうれしいですね。初めて電子ピアノを購入する方でもすぐに練習をスタートできますよ!

電子ピアノの品番によって、あらかじめ付いている付属品が違うので(例えば、椅子が高低できるものであったり、高さが固定であったり)、どの付属品がつくのか事前に確認しましょう。
保証やアフターサービス
電子ピアノは精密機器であり、値が張るものも多いですよね。だからこそ、購入するときにはメーカー保証の内容や修理対応などのアフターサービスをしっかり確認することが大切。これらの保証があると、万が一の故障や不具合が出たときにも安心して対応を受けられますよ。
また、メーカーや販売店によっては、通常の保証期間に加えて長期保証を提供している場合もあるので、長く安心して電子ピアノを使いたい方は問い合わせてみるとよいですね。

家電量販店によっては、延長保証がオプションで選べる場合もあるみたいです。しっかり確認してみてくださいね!
口コミを調べてみよう
電子ピアノは高価な買い物なので、「慎重に選びたい」「失敗したくない」という方は、購入する前にネットなどで口コミを調べるのがおすすめ。
実際に使った人の生の声を聞くことで、気になっている電子ピアノのよい点や気をつけるべき点を知れるので、失敗のない電子ピアノ選びにつながりますよ!
こちらでは電子ピアノを買うときに失敗しないためのチェックポイントを紹介しています。
【経験者は語る】買ってはいけない電子ピアノの失敗談アンケートをとりました
実物を見に行ってみよう

電子ピアノを購入する前には、楽器店や大きな家電量販店(ケーズデンキ、ヤマダデンキなど)に行っていくつかのモデルを見比べてみましょう。
特に、鍵盤を押したときの重さや戻りの速さ、そして音の響き方は、実際に試して聴いてみないとわからないので、できれば試し弾きを!また、電子ピアノに詳しい店員がいれば、よく売れるモデルを直接聞くのも参考になりますよ。

楽器店には楽器に詳しい店員さんがいるので、色々と相談してみてください!お店によっては、店員さんが音出ししてくれるので、客観的に音を聴いてみるのも良いと思います。
中古という選択肢も!
「できるだけ予算をおさえたい」という方は、中古の電子ピアノを探すのもおすすめ。中古市場では、状態のよいものが手頃な値段で手に入ることがあるので、信頼できる店舗やオンラインショップで探してみましょう。
こちらの記事では、中古の電子ピアノについて詳しく解説しています。
電子ピアノは中古でも大丈夫?選び方や注意点、おすすめの安い通販サイト/店舗を紹介
電子ピアノに関するよくある質問

電子ピアノとほかのピアノの違いはなに?
電子ピアノを探していると、アコースティックピアノ、キーボード、オルガンなどほかの鍵盤楽器も出てくると思いますが、これらはそれぞれ、大きさ、価格、音の出し方、鍵盤のタッチ感や音色、そして魅力や欠点も違います。
どれを選ぶかは、自分が弾きたいジャンルや、設置場所、持ち運びするかどうか、といった条件に合わせて考えるのがよいですね。例えば、家でじっくり練習したい方はアコースティックピアノや電子ピアノ向き、イベントや出張演奏をする方は軽くて持ち運びがしやすいキーボード向きです。

音を聴き比べてみると、アコースティックピアノに決められるお客様もいらっしゃるのですが、お届け場所によっては搬入できない場合もあるので、ご契約前や納品前には必ず運送会社さんに事前に納品下見をお願いした方がよいですよ。
下記記事では、いろいろな鍵盤楽器と電子ピアノの違いを紹介していますよ。
ピアノとオルガンの違いは?どっちが難しい?エレクトーンとの差も解説
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電子ピアノの電気代はいくらくらい?
電子ピアノの消費電力はモデルによって違います。また、どのくらいの時間演奏するのかも電気代に関係します。例えば1か月間毎日1時間ずつ演奏したとすると、電気代は月に数円~数十円くらいになることが多いでしょう。
電子ピアノは、ほかの家電と比べて、電気代はそれほど高くありません。もし電気代が気になるなら、省エネ設計のモデルや、自動電源オフの機能があるものを選ぶと安心です。
電子ピアノは持ち運びできる?
電子ピアノは、アコースティックピアノと比べると軽く、コンパクトです。特にポータブルタイプの電子ピアノなら10kg以下のものもあるため、持ち運びに便利ですよ。
こちらの記事では持ち運びできるおすすめの電子ピアノについて解説しています。
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ピアノの寿命はどれくらい?
電子ピアノの寿命は、アコースティックピアノよりも短め。使い方や日常のメンテナンスによっても違いますが、だいたい10年から15年くらいが寿命の目安です。
長く使いたい方は、定期的にメンテナンスをして、丁寧に扱うことで寿命を延ばせますよ!
こちらの記事では、電子ピアノの寿命について解説しています。
電子ピアノの寿命は何年?有名メーカーの特徴や長持ちさせるための秘訣を解説

電子ピアノは家電製品と同じ感覚でいてくださいね。
電子ピアノはどうやってお手入れすればいい?
電子ピアノは精密機械なので、正しいお手入れ方法を学び、日常的にケアすることが長持ちさせるためのポイントになります。
日常的なケアとしては、演奏後に鍵盤を柔らかい乾いた布で拭き取って、指紋や汗、などを落とします。そのほか、本体の埃、液晶画面、ボタン類など埃がたまりやすい場所も定期的に拭くようにしましょう。
電源コードやペダル接続部分にも埃が溜まりやすいため、こまめに確認して掃除を行いますが、接続部分の劣化は故障の原因となるので、丁寧に扱いましょう。
注意点として、電子ピアノの変色や故障の原因になる、アルコール溶剤は使わないようにするということと、拭き取る場所によって布も変えるということを覚えておくとよいですよ。
電子ピアノを店舗で購入するのであれば、購入時に店員にお手入れ方法を聞いておくと安心ですね。

電子ピアノのカバーについては、ほとんど受注生産になるかと思うので、納期に余裕をもって注文することをおすすめします。
こちらの記事ではピアノカバーについて解説しています。
【ホコリ対策に!】電子ピアノのカバーおすすめ7選!
まとめ
今回は、電子ピアノの購入を検討中で価格の違いについて悩んでいる方向けに、価格帯別の電子ピアノの特徴やおすすめモデル、メーカーごとの違いなどを紹介しました!
電子ピアノ選びは、楽しい音楽ライフへの第一歩です。予算や、自分の演奏スタイルに合った素敵な電子ピアノを見つけて、楽しい時間を過ごしてくださいね。