「自宅でピアノを楽しみたいけれど、アコースティックピアノは大きすぎて置けない・・・」

そんな悩みをお持ちの方には、電子ピアノがおすすめです!

電子ピアノなら、アコースティックピアノよりもコンパクトなサイズで、本格的な演奏を楽しめる88鍵盤のモデルがたくさんありますよ。

電子ピアノの横幅や奥行きは商品によって違うので、買う前に具体的なサイズをチェックすることが大切です。

この記事では、電子ピアノの平均的なサイズと設置に必要なスペースを解説し、横幅・奥行きが小さい88鍵盤のおすすめ電子ピアノをサイズ順にご紹介します。

省スペースに置ける電子ピアノを見つけたい方はぜひ参考にしてくださいね。

本物のタッチに近いおすすめ電子ピアノ10選

  • 監修:大野真澄楽器メーカー直営店にて、主に鍵盤楽器と弦楽器の販売業務に従事。特に電子ピアノの販売を中心に商品の提案や試弾サポート、選定アドバイスを通じて、多くの顧客に最適な楽器を届けてきました。鍵盤楽器の販売業務に約20年のキャリアがあります。

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  • ガイド:edy編集部音楽の魅力を多くの人々に伝えることを目指し、誠意を持って発信中!専門家の協力のもと、楽器や音楽に関する詳細な情報や実用的で価値あるコンテンツをお届けします。

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種類別|電子ピアノの平均サイズ

電子ピアノには、大きく分けて「据え置き型」と「卓上型」の2種類があります。

サイズ感や見た目などさまざまな点で違いがあるので、両方の特徴を知ったうえで、使いたい場所や目的に合ったタイプを選ぶのがおすすめ。

ここでは電子ピアノの据え置き型と卓上型、それぞれの特徴や平均サイズを詳しく紹介していきます!

電子ピアノとキーボードの違いについては以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

据え置き型(スタンダード/キャビネットタイプ)

据え置き型(スタンダード/キャビネットタイプ)

据え置き型は、鍵盤と脚・ペダルなどが一体となった電子ピアノです。スタンダードタイプ、またはキャビネットタイプとも呼ばれています。

88鍵盤の据え置き型電子ピアノの平均的なサイズは、横幅135〜150cm、奥行き40〜50cm、高さ80〜100cm程度。

アコースティックピアノと比べるとコンパクトですが、ある程度の重さがあり、安定感もあるので本物のピアノに近い演奏が楽しめます。

ヤマハのクラビノーバシリーズやカワイのCAシリーズなど、一部のモデルではアップライトピアノのような黒色鏡面仕上げの高級感あるデザインも選べますよ。

リアルな鍵盤タッチや音の響きを感じられるモデルがたくさんあるため、アップライトピアノと比べて購入を検討する方も少なくありません。

以下の記事では、アップライトピアノと電子ピアノの違いについて比較しています。興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

卓上型

卓上型

卓上型は、鍵盤部分のみのコンパクトな電子ピアノです。机の上に置くだけでなく、専用のスタンドと組み合わせて設置することもできます。

軽くて持ち運びができるものが多く、演奏場所を自由に変えられることから「ポータブルピアノ」とも呼ばれます。簡単に移動できるので、弾くとき以外は収納しておきたい方にもおすすめです。

88鍵盤の卓上型電子ピアノの平均的なサイズは、横幅が120~140cm、奥行きが25~35cm、高さは10~20cm程度。

部屋に置いても場所を取らず圧迫感が少ないので、生活の中で気軽に演奏を楽しめます。

卓上型でんしぴは88より少ない鍵盤数のモデルも販売されています。鍵盤数によっては、幅100cm以下のスペースにも置けるので「場所をとらない小型の電子ピアノが欲しい」というニーズも満たすことができますよ。

楽器販売店員:大野

専用のソフトケースもあるので、他の場所へ持っていったり、野外で使用するなど活用の幅が広がります。

電子ピアノの設置に必要なスペース|3つのチェックポイント

電子ピアノの設置に必要なスペース|3つのチェックポイント

一般的な88鍵盤の電子ピアノは横幅が約140cm前後、奥行きは平均して約30cm以上あります。

家具を設置するときと同じ感覚で「本体がぴったり置けるスペースを確保しよう」と考えがちですが、それでは演奏スペースとしては不十分。快適な演奏環境を作るためには、電子ピアノ本体のサイズ以外にも考慮すべきポイントがあるんです。

ここでは、電子ピアノの設置スペース確保するときにチェックすべき3つのポイントを紹介します!

「部屋に置ける電子ピアノの具体的なサイズを知りたい」という方は、ぜひ部屋の寸法を測ってシミュレーションしてみてくださいね。

楽器販売店員:大野

電子ピアノの機種によっては分解できないものもある為、搬入方法についても気にしておく必要があります。以前、アパートの2階に搬入する際、解体が出来ない機種の為、階段での納入が難しく、又、駐車場の関係でユニックという小型のクレーンも横づけ出来ず、大型のクレーンを使わなけらばならない状況となったことがありました。

壁から離して設置する

電子ピアノを設置するときは、壁から少し離す必要があります。

壁際にぴったりと設置してしまうと、演奏時に音がこもってしまったり、湿気が原因で電子ピアノが故障してしまったりする可能性があります。また、ペダルを踏むときの振動で壁と楽器本体が当たってしまうかもしれません。

電子ピアノを自宅で快適に演奏するためには、壁から10cm〜20cm程度離して設置するのがおすすめです。部屋の角に置く場合は、背面と側面の壁からそれぞれ距離をとりましょう。

10~20cm程度の隙間があれば、電源コードの取り回しもスムーズで、本体の放熱も適切に行えます。また、掃除や点検をする際にも作業がしやすくなります。

電子ピアノの設置場所を考えるときには、壁から少し離すことを計算に入れて、幅・奥行きともに本体サイズにプラス10〜20cm程度のスペースを確保してくださいね。

ゆったり座れるスペースを確保

電子ピアノの設置スペースを考えるときに最も大切なのが、演奏するための空間をしっかりと確保することです。狭い部屋に電子ピアノを置く場合でも、座るためのスペースは十分に取ってくださいね。

ピアノを弾くときは、自然な姿勢で椅子に座ることが求められます。座ったときに両膝を広げられるように、電子ピアノと椅子の間には60cm程度のスペースが必要になるでしょう。

演奏するときの椅子の位置を想定して、ほかの家具とぶつからないかチェックしてみてくださいね。

また、端の鍵盤を弾くときも腕を自由に使って演奏できるように、本体の幅に加えて、両サイドに30cm程度のスペースを確保できるのが理想です。

設置場所が狭い場合は、電子ピアノよりも奥行きの大きい家具を隣に置かないようにして、演奏に支障が出ない環境を作りましょう。

防音マットを敷く場合は寸法を確認

防音マットは、ピアノの下に敷いて演奏の音漏れや振動を軽減するアイテム。騒音の対策になるだけでなく、床に傷がつくのを防ぐ効果もありますよ。

防音マットを敷く場合は、電子ピアノ本体よりも一回り以上大きいスペースを確保する必要があります。本体の下だけをカバーする場合は前後左右に10~15cm程度、椅子の位置までカバーする場合はピアノの前面から70~80cm程度の長さがあると安心です。

電子ピアノの設置場所を決めるときは、防音マットの大きさも考慮してくださいね。

防音マットと一緒にヘッドホンを使えば、夜でも安心して練習ができます。以下の記事では、電子ピアノの音を存分に楽しめるおすすめのヘッドホンを紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

電子ピアノ対応!おすすめヘッドホン6選【付属ヘッドホン使っている人は損】

省スペースに置ける電子ピアノのおすすめ10選

「電子ピアノを置きたいけれど部屋が狭い」「限られたスペースに置けるコンパクトな電子ピアノを探したい」という方のために、本体の横幅・奥行きが小さいおすすめの電子ピアノを紹介します!

それぞれ小さい順に紹介するので、最小クラスの88鍵盤電子ピアノのサイズを具体的に知りたい人はぜひチェックしてくださいね。

【横幅135cm以下】コンパクトな電子ピアノ

ここでは、鍵盤本体の横幅が135cm以下のコンパクトな電子ピアノを紹介します。

まずはじめに各電子ピアノの本体寸法をチェックしてみましょう。

機種名(メーカー)

横幅

奥行き

高さ

FP-10
(ローランド)

128.4cm

25.8cm

14cm

B2
(コルグ)

131.2cm

33.6cm

11.7cm

P-525
(ヤマハ)

133.6cm

37.6cm

14.5cm

ES920
(カワイ)

134cm

37.5cm

14.5cm

Privia PX-S7000(カシオ)

134cm

24.2cm

10.2cm

※取り外しできるスタンド・譜面台を除いた本体の寸法

これらのモデルは88鍵電子ピアノの平均サイズよりも横幅がやや小さく、マンションやワンルームなど限られたスペースにも設置しやすくなっています。スマートなボディに上質な鍵盤やスピーカーなどが搭載されており、演奏性能も申し分ありません。

ここからはそれぞれの特徴を詳しく紹介していきます!

FP-10(ローランド)

FP-10 は、横幅120cm台、奥行き30cm以下と88鍵盤の電子ピアノでは最小クラスのコンパクトさを実現した卓上型の電子ピアノです。

本体重量も12.6kgと軽く、設置場所を変えるのが簡単なのでスペースを流動的に使いたい人にもぴったり。

グランドピアノの音を1音ずつサンプリングした「スーパーナチュラル・ピアノ音源」を収録していて、タッチの強弱による音色の変化の自然さが特徴の一つです。

演奏者の思い通りに音色を弾き分けることができるので、上達しても弾き心地に飽きることなく長く使えますよ。

価格を抑えつつ基本性能をきちんと備えた、初心者にもおすすめの一台です。

低価格のおすすめ電子ピアノを知りたい方は「安い電子ピアノが欲しい!低価格おすすめモデル6選」を読んでみてくださいね。

楽器販売店員:大野

安全に移動させることはもちろん、設置後に不具合がないかどうか一通り触れておくことをおすすめします。

B2(コルグ)

B2は、スタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスのよさが特徴の電子ピアノです。

ピアノ音源はダンパーペダルを踏んだときの弦の共鳴音まで再現されているので、広がりのあるリアルな響きを楽しめます。

低音部では重く、高音部では軽くなるアコースティックピアノ風のタッチ感で、表現豊かな演奏ができますよ。

シンプルな操作性で演奏に集中できるので、電子ピアノを初めて購入する人にも扱いやすいおすすめモデルです。

P-525(ヤマハ)

P-525は、横幅130cm台のコンパクトなボディに木製鍵盤を搭載した本格仕様の卓上型電子ピアノ。ヤマハの木製鍵盤は無垢材を使用していて、歪みにくく耐久性に優れているのが特徴です。

P-525はPシリーズのフラッグシップモデルで、グランドピアノのような自然な弾き心地と迫力あるサウンドが楽しめます。

ピアノ音源には、世界的に有名なコンサートグランドピアノ「ヤマハCFX」と「ベーゼンドルファー インペリアル」の2種類を収録。鍵盤を弾く強さ・速さによって変わる音色も忠実に再現していて、アコースティックピアノに近い感覚で演奏できますよ。

高品質なポータブルピアノを探している方にぴったりの電子ピアノです。

楽器販売店員:大野

アコースティックピアノの音源の他、様々な楽器の音源やリズム等が入っているため、いろんなジャンルの音楽にも幅広く対応できます。

ES920(カワイ)

ES920は、本格的な演奏から自動伴奏まで幅広く楽しめる卓上型の電子ピアノです。

アコースティックピアノの製造技術を活かし、鍵盤やハンマーの重さを細かく調整しているため、グランドピアノのような確かな弾き心地が再現されています。鍵盤のコントロール性が高く、弱い音から強い音まで多彩な表現ができますよ。

ピアノ音源はカワイのフルコンサートグランドピアノSK-EX、フルコンサートグランドピアノEX、ミドルサイズのグランドピアノSK-5の3種類を内蔵。演奏する曲に合わせて好みの音色を選べます。

楽器販売店員:大野

搭載されたさまざまな機能の中で最も特徴的なのが、「コンサートチューナー機能」です。ハンマーノイズやリリースタイムなど21項目にわたって音を自分好みに調整でき、まるでプロの調律師が手がけたかのような音作りが楽しめますよ!

ES920は、電子ピアノであってもとことん音色にこだわりたい人におすすめの一台です。

Privia PX-S7000(カシオ)

PX-S7000は、スタイリッシュなデザインと高い演奏性能を持ち合わせた卓上型の電子ピアノ。付属のスタンドはペダル一体型で、インテリアとしても映える人気のモデルです。

本体は横幅と奥行きどちらも小さいので、机の上に設置しても邪魔になりません。

壁際や机の上など、設置場所に合わせた響きを楽しめる「ピアノポジション機能」が特徴の一つ。音響にこだわりたい方にもおすすめです。

グランドピアノの鍵盤一つひとつの重さの違いまで忠実に再現しているため、アコースティックピアノに慣れた方でも違和感の少ないタッチに仕上がっています。

スマートフォンやタブレットと接続して音楽アプリを活用したり、マイクエフェクト機能で弾き語りをしたり、演奏の幅を広げたい方にもぴったりのモデルです。

【奥行き35cm以下】スリムな電子ピアノ

奥行きが35cm以下のスリムな電子ピアノは壁際に置いても圧迫感が少ないので、部屋を広く使いたい人におすすめです。

以下、紹介する機種の外形寸法を表形式で記載します。

機種名(メーカー)

横幅

奥行き

高さ

Privia PX-S1100

(カシオ)

132.2cm

23.2cm

10.2cm

D1

(コルグ)

132.7cm

26.3cm

12.8cm

ES120Filo
(カワイ)

130.5cm

28.0cm

15.0cm

アリウス YDP-S35(ヤマハ)

135.3cm


29.6cm
(30.9cm)

79.2cm
(96.8cm)

Kiyola
(ローランド)

139.6cm

33.7cm

79.2cm

(91.0cm)

※取り外しできるスタンド・譜面台を除いた寸法
※()内の数値は鍵盤蓋オープン時

Privia PX-S1100(カシオ)

PX-S1100はスリムなデザインが特徴の電子ピアノで、奥行きは23.2cm。ハンマーアクション付き88鍵電子ピアノとしては世界最小クラスです。

88鍵それぞれの重みや発音・消音のタイミングが違うグランドピアノ特有のリアルなタッチ感を再現しているので、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめです。

付属のアダプターを使えば、スマートフォンやタブレットともBluetoothで連携可能。好きな音楽を流しながら弾くことができるので、自宅演奏の楽しみが広がりますよ。

本体は11.2kgと軽量で持ち運びしやすいのもポイント。電池駆動もできるため、コンセントから離れた場所でも使える機動力抜群の電子ピアノです。

以下の記事では、Privia PX-S1100以外のカシオの電子ピアノを紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてくださいね。

D1(コルグ)

D1は、スリムさと機動力とタッチにこだわったスピーカーレスの卓上型電子ピアノです。奥行きは26.3cmと省スペースで、生活空間にすっきりと収まります。

グランドピアノのタッチを再現した日本製の鍵盤機構を採用していて、低音部の鍵盤は重く、高音部の鍵盤は軽く感じられます。

6つのピアノ音色を含む計30種類のサウンドを収録しているので、クラシックだけでなく、ジャズやポップスなどさまざまなジャンルの曲を弾きたい方におすすめです。

スピーカーが内蔵されていないため、音を出して弾きたい方は好みのアンプやスピーカーを組み合わせて使用してくださいね。

楽器販売店員:大野

アンプやスピーカーを検討される際には、その電子ピアノと相性の良い品番を選ぶことが重要です。品番などがわからない場合は、気軽に店頭スタッフに相談してみてくださいね。

以下の記事では、D1以外のコルグの電子ピアノを紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてください。

ES120 Filo(カワイ)

ES120 Filo(フィーロ)は、鍵盤のタッチ感とピアノの音色にこだわった、べーシックな卓上型電子ピアノです。

「フィーロ」はイタリア語で「弦」という意味で、1本のピアノ弦からイメージされたスタイリッシュな外観が魅力の一つ。スリムなボディには、グランドピアノさながらの本格的なタッチを再現する鍵盤機構が搭載されています。

ピアノ音は、数多くの国際ピアノコンクールで使用されるフルコンサートグランドピアノ SK-EXを収録。

奥行き28cmと小さいため圧迫感が少なく、生活空間に設置するのにぴったりです。本体重量も12.5kgと軽量なので、部屋間の移動や配置替えも簡単にできますよ。

以下の記事では、ES120 Filo以外のカワイの電子ピアノを紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてくださいね。

アリウス YDP-S35(ヤマハ)

アリウス YDP-S35は、高品質なピアノ音源とグランドピアノの演奏感を楽しめる据え置き型の電子ピアノです。

きらびやかな高音と力強い低音が特徴のヤマハのコンサートグランドピアノCFXのピアノ音を搭載していて、日々の練習で迫力あるサウンドを体感できます。

さらに、グランドピアノの魅力の一つである共鳴音の豊かな響きを「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」という技術によって再現。鍵盤を押さえるタイミングやペダルを踏むタイミング・深さを変えることでさまざまな響きを生み出すことができます。

ヘッドホンを付けても快適に演奏できるよう、音のバランスや広がりを調整する新技術も搭載されているので、夜間の練習メインの方にもおすすめです。

下記の記事では、アリウス YDP-S35以外のヤマハの電子ピアノを紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてくださいね。

Kiyola(ローランド)

Kiyolaは、美しいデザインと高い演奏性を兼ね備えた据え置き型の電子ピアノです。

インテリアにマッチするおしゃれな外観が特徴で、家具のようにリビングに置けば、気軽にピアノを楽しむことができますよ。

Kiyolaに搭載されている「PHA-50鍵盤」は木と樹脂を掛け合わせたもので、変形しにくく耐久性のある鍵盤です。弾き心地を重視した設計で、グランドピアノさながらのタッチ感を感じられます。

デザインが素敵なだけでなく、ローランドの最新デジタル技術で本格的な演奏が楽しめるKiyolaは、上級者も満足できるおすすめの電子ピアノです。

下記の記事では、Kiyola以外のローランドの電子ピアノを紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてくださいね。

電子ピアノに関するよくある質問

電子ピアノに関するよくある質問

電子ピアノ設置場所の決め方は?

電子ピアノの設置場所を決めるときに大切なのは、演奏するのに十分なスペースを確保できること。壁際に設置するなら、周囲の壁との間に10cm~20cm離して置くのが理想です。

そのほか、以下の4つの条件を満たす場所なら、安心して電子ピアノを設置できますよ。

(1)温度と湿度の安定した場所
(2)直射日光や空調の風が当たらない場所
(3)電源コンセントに近い場所
(4)床が水平で安定している場所

電子ピアノを置くのに適した場所がないときは、ほかの家具や電化製品の位置変更を含めて設置場所を検討してみましょう。

どうしても設置スペースを確保できない場合は、自宅にある机の上でも弾ける卓上電子ピアノを選ぶのもおすすめです。

楽器販売店員:大野

本体がスリムなタイプの電子ピアノの場合、転倒固定器具が後ろについている事があります。そのため、本体だけではなく固定器具の大きさも考慮する必要があります。

電子ピアノの寿命とメンテナンス方法は?

電子ピアノの寿命は使用頻度や環境によって異なりますが、一般的には10~15年程度と言われています。

電子ピアノは楽器であると同時に電化製品でもあるため、定期的なメンテナンスを行い、大切に扱えば、寿命は延びることも。日当たりや温度・湿度などに注意して、最適な環境で保管することも寿命を延ばすポイントです。

日々のメンテナンスの基本は、ホコリを拭き取り、外観を清潔に保つこと。また、鍵盤やペダルの動作確認を行い、不具合を早期に発見することも大切です。

普段使わない音色や機能の確認も定期的に行い、必要に応じてメーカーのサポートを受けることで、長く快適に使用することができますよ。

楽器販売店員:大野

電子ピアノは、発売から15年を超えるとモデルチェンジするケースがあります。そのため、不具合が生じた際に修理受付が難しくなったり、中の部品が生産中止となっている事もありますのでお気をつけください。

買ってはいけない電子ピアノは?

買ってはいけない電子ピアノは?

鍵盤のタッチに違和感があったり、デザインが部屋とマッチしなかったり・・・電子ピアノを買ってから後悔するポイントは、人によってさまざま。

買ってはいけない電子ピアノを見分けるためには、タッチ感や鍵盤数といった演奏に直結する部分はもちろん、鍵盤の質や耐久性、保証期間など「購入後も安心して使えるかどうか」という点に注目する必要があります。

買ってはいけない電子ピアノの見分け方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

この記事では、電子ピアノの平均サイズや設置に必要なスペース、横幅や奥行きがコンパクトな電子ピアノのおすすめを紹介しました。

電子ピアノは、アコースティックピアノに比べてサイズが小さいものが多く、マンションなどの限られたスペースにも設置しやすい楽器です。

購入を検討するときには、事前に外形寸法をチェックして、「自宅に設置できるか」「演奏するのに十分なスペースを取れるか」具体的にイメージしてみるのがおすすめ。

設置スペースをしっかり考えて、自分のライフスタイルに合った一台を見つけてくださいね。